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ライカカメラを搭載したハイエンド機で10万円、期待の「Xiaomi 14T Pro」をチェック

マイナビニュース / 2024年11月13日 16時28分

メモでは、作成したメモの要約/校正/翻訳といった作業が可能。まだ試用機のためか動作が不安定で、あまりしっかりとは確認できなかったのですが、例えば要約の上限は5,000文字までで、それなりに変換時間なども要するようです。日々のメモやメール本文を事前にチェックするなどの用途で使うのは便利かもしれません。

ギャラリーでは、よくある機能と言ってはなんですが、消しゴム機能で画面内の余計なものを消去できます。通常モードに加えて「Pro」モードも用意。こちらはクラウドを使った生成AIによる消去機能のようです。単に消去だけでなく、謎の物体と置き換わるというありがちな状況も発生します。

トリミング機能には、逆の拡大機能も搭載。周囲の景色を予測して生成する機能で、Photoshopなどにも搭載されている機能です。それなりにそれっぽい風景を生成してくれるのが面白いところ。ただしAIなので不自然になる場合もあります。またもちろん、AIで生成した画像を「本物」のように装ってフェイク画像として使ってはいけません。

AI字幕は動画やビデオ会議などで音声をリアルタイムでテキスト化し、それを翻訳までしてくれる機能。AI通訳は、それぞれ話した言葉を通訳してくれる機能。このあたりはGoogleが展開している機能でもありますが、シャオミも製品に投入してきました。

いずれも、基本的にネットワーク接続が必要なようなので、このあたりはレコーダーやメモなどでの利用の際には注意。秘匿しなければならない情報の場合は、利用を避けたほうがよいでしょう。

とはいえ、精度は高く、機能としては十分実用的なレベル。スピードはオンデバイスでの処理に比べて劣りますが、機能としては十分でしょう。

「Xiaomi 14T Pro」は、ライカカメラ監修による高画質とライカらしいしっとりとした描写性能を備えた充実のカメラ機能と、ハイスペック並みのパフォーマンスと多くのAI性能を備えて、しかも10万円そこそこという価格を実現している点が特徴です。

シャープもハイエンドスマートフォンの「AQUOS R9 pro」を発表しており、「ライカ」ブランドのカメラを搭載したスマートフォンのラインナップがさらに拡充されています。本機の下位モデルにあたる「Xiaomi 14T」も、少しスペックは異なるもののライカのカメラを搭載しているので、どれを選ぶかは悩ましいところです。

いずれにしても「Xiaomi 14T Pro」は、日本でも好調で勢いを増すXiaomiらしい、意欲的な製品に仕上がっていました。

小山安博 こやまやすひろ マイナビニュースの編集者からライターに転身。無節操な興味に従ってデジカメ、ケータイ、コンピュータセキュリティなどといったジャンルをつまみ食い。最近は決済に関する取材に力を入れる。軽くて小さいものにむやみに愛情を感じるタイプ。デジカメ、PC、スマートフォン……たいてい何か新しいものを欲しがっている。 この著者の記事一覧はこちら
(小山安博)



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