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東京ガスグループが「人的資本レポート2024」を公開 - 成長のベースは『人』と強調

マイナビニュース / 2024年11月14日 18時40分

東京ガスグループでは23年度よりタレントマネジメントシステム「CIRCLE」を導入し、24年度より本格始動させた。「本システムでは、社員が自らの専門性やスキルをオリジナル専門性ガイドというものに基づいてレベル別に棚卸しをして、このCIRCLEに登録しています。これにより、社員の視点からは『理想の自分が持つ専門性』と『実際に自分が持っている知識・スキル』のギャップが明確になります。理想の自分に近づくために必要な研修、自己啓発もCIRCLEから検索できるので、理想のキャリア開発につなげてもらえたらと期待しています」。

同社では、CIRCLEに独自の「キャリアアドバイザーAI」機能を追加。これを利用すれば、自分が目指している「専門性」の獲得に必要な知識、スキル、推奨学習などを教えてもらえる。また、自分の持つ専門性を活かせる職場についても提案があるという。「こうしたツールも活用することで、スキルアップ・成長を後押しし、社員の理想的なキャリア実現につなげるとともに専門性を活かして活躍する社員を増やしていければと考えています」。

ちなみに会社側の視点では、CIRCLEを活用することで社員が保有する知識・スキルなどの人事情報を用いて理想的な人材配置ができるほか、現状のギャップも明らかになる。さらに事業やポジションに必要な知識・スキルを持つ社員を見つけ出し、将来を見据えた採用、育成、最適な配置にもつなげていけると説明する。

CIRCLEには「最適タレント検索」機能も盛り込んだ。これは社員が保有する知識・スキルなどの人事情報を活用して、データドリブンな異動配置を実現するもの。「社員が持つ専門性やキャリアの希望情報をもとに、職場にマッチした人材を客観的、かつ網羅的に検索できます。これにより、従来なら人事担当者の勘・経験に頼っていた人員配置をデータに基づいて客観的に検討できるようになり、不適切な異動・配置の回避も期待できます」。

○■人材公募にFA制度も

ほかにも人事施策として、人材公募・FA(フリーエージェント)制度/社外兼業を導入している。人材公募は、自らの意志で挑戦してキャリアを切り開く仕組み。人材公募を通じて成立した人事異動は、ここ4年間で8名(19年度)から79名(23年度)と10倍まで拡大している。「この人材公募ですが、さらに活用しやすい制度となるよう、毎年改善を重ねています。募集頻度は年1回から2回に増やし、また自職場のPRということで、全職場が社内のイントラネット上で業務内容を説明し、職場の紹介も行っています。これを見れば、自分が挑戦したい職場の雰囲気がつかめるというわけです」。このほか、定年後の再雇用社員に向けたシニア人材公募もスタートした。

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