石破首相が決戦の日に漏らしていた苦悩の胸中――大島新×日テレ政治部が“会話”で映し出すトップの政治家たち
マイナビニュース / 2024年11月17日 6時0分
映画はテレビよりも見る人が能動的で深く刺さり、尺や表現の制約も少ないため、「思い切りバットが振れて、作り手と見る人の思いが合致した時にすごく良い関係性が生まれる」と魅力を感じていた一方、「『なぜ君』はドキュメンタリー映画としてヒットしたと言われていますが、動員は4万人弱くらい。これはテレビの視聴率に換算すると0コンマいくつの数字なんです。テレビでもドキュメンタリーは数字をとるのが難しいと言われますが、それでも良い時は(世帯)10%近い番組をやると、“見たよ”という人の数はケタが違うのを知っています。それに、深夜であっても不意打ちに出会えるというマスに開かれた良さがあるので、最近は改めてテレビの魅力というのを感じていたところでした」という中での今回の依頼だった。
○テレビの制約を感じる場面は放送尺程度
『なぜ君』を見てのオファーに喜びも感じながら、同時に不安も抱えていた。この映画で追った小川氏は、大島氏の妻と高校の同級生だったことをきっかけに始まった17年にもおよぶ関係性、そして彼のある種“無防備”な人間性もあっての距離感で成立した作品だけに、「私にとっても特殊な事例なので、あのような作品を期待されてしまうと難しい。総裁選や代表選という緊張の現場で、あのような素材が撮れるのだろうか」という懸念があったのだ。
それでも快諾したのは、日テレ政治部の持つ政治家へのアクセス力。「放送に出るのは総裁選も代表選も終わった後なので、票につながらないわけじゃないですか。そこに僕が一つ一つ事務所に連絡して取材依頼していたら、半分も受けてもらえなかったと思います。日テレ政治部が培ってきた関係性がある中で、様々な政治家にインタビューできるという欲が勝りました」と、今回の企画が動き出した。
『NNNドキュメント』は、日テレ系列局の社員がディレクターとして制作することがほとんどなだけに、制作会社の大島氏が担当し、なおかつ自らが一人称でナレーションもするのは異例。政治を真正面から捉えるテーマも珍しいケースで、「多少は社内で調整もありましたが、やはり面白いものを出したいという思いで乗り越えられました」(井上氏)という。
そんな姿勢ゆえ、大島氏も「テレビの制約を感じる場面は放送尺くらいで、本当に自由にやらせてもらいました。編集しながらプレビュー(試写)を重ねていますが、そこで指摘いただくのは、より面白くするための意見なので、納得できることが多かったです」と満足の行く番組制作ができたようだ。
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