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中小でもできる!ITブランディング 第31回 「明瞭会計」のランディングページで信頼獲得~TARA谷取締役

マイナビニュース / 2024年11月15日 17時43分

AIカメラは喫煙所やレストランが混雑状況を可視化したい場合などに活用できます。例えばレストランが自社のホームページに定員とAIカメラが解析した人数を掲載すれば、一般の人にも現時点で店が混んでいるかどうかが一目でわかります。一定以上の人数が常時いる場所であれば、その部屋の壁にスペースをつくって、広告を募集することもできます。

当社の強みの一つは、AIカメラの設置コストを抑制できることです。静止画像で人数を判定する技術を開発したことや、必ずしも必要ではない機能をそぎ落としたことで、相場の半分程度に費用を抑えました。Wi-Fiに対応したほか、カメラを金具や両面テープなどで設置できるようにしたため、配線などの工事も不要です。従業員は15人程度で規模は大きくありませんが、お客様の要望にできる限り合わせてプログラムを組むなど、きめ細やかな対応も特徴です。

本村:先端技術を手掛ける企業では高い技術を使い高価な設備を開発、販売したいという経営者もおり、中にはオーバースペックになっているケースもあります。一方で貴社の方針は、顧客のニーズに合わせたサービスを低コストで提供することですね。企業ブランディングにもこうした姿勢は必要かもしれません。貴社にとってブランディングの意義とは何でしょうか。

谷:ブランディングの意義は、企業姿勢を認知し信頼してもらうことだと考えています。「この会社であれば、このようなサービスをしてくれる」とクライアントや潜在顧客に思ってもらうことが大事です。当社の場合の企業姿勢とは、お客にとって良いものとは何かを追求し、自社でできないところをなくしていくことです。問い合わせを受けた際にできる限り早く回答することも大事にしています。

本村:先端技術を手掛ける会社であるからこそ、顧客への丁寧な対応や自社のブランドイメージを意識することが大事ですね。

谷:AI関連では技術者が創設した企業が多く、技術者の意見が通りやすい環境にあります。当社は岩崎祥大社長も私も卒業した大学は文系ですし、エンジニアでもありません。このため、高度な技術を開発することよりも、顧客の課題を理解し解決するために機能を改善することを重視する傾向にあるように思います。

本村:中小企業のブランディングで大事な点は。

谷:中小企業のブランディングでは、企業も個人も「信頼」が大事だと考えています。特にB to B企業の場合は、クライアントや潜在顧客から社長や経営陣を信頼してもらうことが大事です。「あなただからシステム開発を依頼する」と言われることがほとんどです。

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