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【開発者インタビュー】幻の商品、ミツカン「ぽん鍋缶」って知ってる? 高校生たちが生み出したアイデアがカタチになるまでのストーリー

マイナビニュース / 2024年11月28日 7時10分

ーーどういう仕組みで温めたんですか?

水を注ぐだけで100度近くまで温まる発熱剤入りの袋のようなものがあるので、そこに缶詰を入れて湯煎しました。一瞬で温かくなるし、しばらく高温も持続するので、本当に熱々のお鍋が食べられるんですよ。サンプルでは缶詰と発熱剤がセットになった“ぽん鍋缶BOX”も作っていたのですが、安全性の観点から販売には至っていません。
○■ミツカンが見据える、Z世代へのマーケティングの今後

ーー今後、「ぽん鍋缶」が一般販売される日はくるのでしょうか?

定番商品として商品化することは考えていないのですが、災害食としても活用できますし、どこかでお披露目する機会があるといいですね。

ーー今回の一連のプロジェクトを通して、高校生のみなさんから得たものなどはありますか?

得られたものは本当に多かったと思います。まず、高校生の日常について知らないことだらけだったことにも気付きましたし、そこで得られたインサイトも大きな収穫でした。

あとはミツカンに好印象を持ってもらえたこともありがたかったですね。こたつ会議で販売し終わったあと、長田高校のみなさんが「ミツカンで働きたいと思った」って言ってくれて、本当に嬉しく思いました。

メンバーはみんなすごく優秀で、将来は政治家や起業家志望だったりするのですが、今回の経験を経て「一回企業で働いてみるのもいいかもしれない」と言ってくれて、彼らの意識を多少なりとも刺激できたのかなって思うと単純に嬉しかったですね。ぜひ将来うちの会社で働いてもらいたいな、と思います(笑)

ーーミツカンはZ世代へのマーケティングについてどのように考えていますか?

今年、「味ぽん」の誕生から60周年を迎えたんですけど、もともとは鍋に使う調味料としてアピールしてきましたし、今もそのイメージが強く残っているかと思います。そういった原体験を持つ年齢層のみなさんからは今も愛されているのですが、今後は若いみなさんにも原体験を持っていただけるように努力していきたいと考えています。

マイナビキャリア甲子園はまさにそのキッカケのひとつですが、これからはZ世代のみなさんにも、何かあれば「味ぽん」を思い出していただけるようなマーケティングをして、活力あるブランドであり続けたいと思っています。

猿川佑 さるかわゆう この著者の記事一覧はこちら
(猿川佑)



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