【風呂キャンセル界隈】医師「心身が疲れた時こそ入浴を」 - 安全で健康的な方法とは
マイナビニュース / 2024年11月21日 11時0分
○毎日湯船に浸かる「お風呂好き県」は愛知県
冬の時期の入浴頻度を聞いた。その結果、「毎日(58%)」が最も多く、地域別では、多い順に愛知(72%)、続いて島根(70%)だった。湯船につかる理由は、「リラックス・ストレス緩和のため(57%)」が最も多く、続いて「身体の冷えをとるため(43%)」だった。
○山梨は熱風呂・長風呂好き?
冬の時期の入浴方法を聞いた。その結果、入浴温度は40℃(29%)、入浴時間は10分~14分(31%)が最も多い回答となった。平均値はそれぞれ40.9℃、15.3分だった。地域別の平均値を比較すると、入浴温度は宮城が最も高い41.4℃、入浴時間は山梨が最も長い20.3分だった。
○「風呂キャンセル」3割が経験あり
入浴せずに寝てしまう、いわゆる「風呂キャンセル」の経験について聞いた。その結果、3割が「よくある(8%)」「たまにある(22%)」と回答した。
その理由について、男性は「お風呂に入るのが面倒だから(43%)」、女性は「疲れてお風呂に入る元気がないから(53%)」が最も多い回答だった。「疲れてお風呂に入る元気がないから(男性38%、女性53%)」の回答は男女に差がみられた。
お風呂は単に汚れを落とすだけでなく、身体の疲れを取る効果や、心理面でのストレス改善効果も期待でき、特に入浴中に腹式深呼吸に集中すること(マインドフロネス)を行うとリラックスできる。「心身が疲れた時こそ入浴をお勧めします」と早坂氏は言う。入浴する気力が起きないことが続く場合は、メンタルクリニックの受診が推奨される。
○20代の「ながら」入浴に警戒
入浴中の過ごし方について聞いた。その結果、最も多い回答は「何もしない(53%)」、続いて「スマートフォンやタブレットを使用する(13%)」だった。
「スマートフォンやタブレットを使用する」の回答者を年代別で見ると、若い世代ほど高い結果に。平均入浴時間を比較すると、使用者は25.0分、非使用者は13.8分だった。
早坂氏によると、入浴中は何もせず、ぼんやりすることが脳の疲労を取るためには重要だという。半数以上の人が、入浴中は「何もしない」と回答しているが、20代を中心にスマホを持ち込む人が多く、その使用者は平均入浴時間が25.0分と10分以上も長くなっている。動画を見たりSNSに没頭したりして、あっという間に時間が過ぎてしまうのかもしれない。動画を見たりSNSに没頭したりして、あっという間に時間がなる。「スマホを持ち込む場合はタイマーをセットして、入浴時間を長くて15分までにとどめる工夫をするとよいでしょう」と、早坂氏はアドバイスしている。
○温度と時間で分かる4つの入浴タイプ
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