2年で1700店舗へと急成長のchocoZAP代表が語る「次の成長に必要なもの」とは
マイナビニュース / 2024年11月26日 17時30分
RIZAPグループは11月14日、2025年3月期第2四半期連結決算(IFRS)を発表した。chocoZAP(チョコザップ)事業が継続的に成長した結果、連結営業黒字を達成し、前年同期比・前四半期比ともに+34億円の増益に至った。今後は広告宣伝費を縮小する代わりに、顧客満足度の向上に注力するなどの方針も示された他、新たにNTTドコモとの業務提携も決まり、新しい取り組みも始めるという。
急成長の速度と矢継ぎ早な仕掛けで注目を集めるchocoZAP、その背景と今後の展望について、RIZAPグループ 代表取締役社長の瀬戸健氏に話をうかがった。
chocoZAPが迎えた「実りと収穫の時期」
――好調なchocoZAP事業がけん引し、前年同期比でプラス34億円の改善と発表されましたが、ここまでchocoZAPが好調を継続できた理由をお聞かせください。
実りの時期と収穫の時期がきた、というところが一番大きいですね。チョコザップ事業を始めたのが2022年7月ですが、この2年ちょっとの間に直営店を1700店舗以上展開するなどリスクを負った投資を続けてきました。そして今、ようやく投資した分のリターンを確保できるタイミングに差し掛かっているということです。
――事業開始から2年ちょっとでここまでの規模に達するというのは、予想どおりだったのでしょうか?
大体、想像どおりの結果だと思います。まだ10店舗程度しか展開していなかった時期から、ほぼほぼこういう計画を描いていましたし、特に予定がずれたりもしていません。
ただ、chocoZAPを運用する中で、想定できていなかったトラブルなどが起こったりすることは多々ありましたし、それをまさに今ひとつずつ改善している最中です。例えば今は広告宣伝費を従来の半分程度に抑え、浮いた分を顧客満足度向上のための施策に振り分けています。ただ収穫するだけでなく、お客さまの満足のために投資を行っていくステージに入ったということですね。
このタイミングで顧客満足度の向上に注力するワケ
――なぜこのタイミングで"顧客満足度の向上"に一層注力し始めたんですか?
収益としてキャッシュフローがプラスになり、営業利益も四半期で黒字になるなど、基盤が整ってきました。このタイミングで我々が一番すべきことは何か。それはただ単に成長を求めるのではなく、お客さまに満足していただいた状態で成長することが次のステージに上がるうえで不可欠だろうと確信しています。逆に言うと、そうしない限り次の成長もありません。
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