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社会人が『シャドバ』の賞金制eスポーツ大会に復帰したら「思い出」と「トラウマ」が刻まれた

マイナビニュース / 2024年11月21日 14時35分

5年前の個人戦は、自分の得意なクラスだけを使用すればOKだったので、こういった経験は初めてだ。

そうして、残りの3クラス(エルフ・ビショップ・ドラゴン)の中から、「ちゃんと練習すれば勝てる」と思ったエルフをチョイス。《豪風のリノセウス》というカードが、いわゆる4番バッターのような役割をもっており、ほかのカードたちは守備したり、出塁したりする。

ここで厄介なのは、試合展開によっては、この4番バッターが「打てない」状況にもなり得ること。臨機応変に、ほかのバッターたちで点を取る判断をしなければならない。

本番3日前

エルフは使い方が難しく、現役時代もほぼ使ったことがない。個人的には、「将棋」や「チェス」をやってきた人間が、急に「UNO」を学ぶことになったぐらいのギャップがある気がしていて、苦手意識もあった。

とはいえ、チームの勝利に貢献するために泣き言は言ってられない。大会まで3日しかないので、残りの時間はすべてエルフの練習に費やすことにした。

この記事を読む人たちの大多数が「(カードゲームの)練習って何すんの?」と思っているかもしれない。個人的には、試験勉強と素振りを同時にやり続けるものだと思っている。

ダラダラと遊んでいれば上手くなるようなものでもなく「さっきの選択はベストだったのだろうか」と、常に自問自答を繰り返す。

本来、娯楽ゲームは、日々の仕事や人間関係からの逃避行動として、ある種の「息抜き」に遊ぶものかもしれないが、競技としてのゲームはその逆だ。

常に何かの「ストレス」と向き合い続けることになる。同時に、動画や記事を見て、座学やテクニックも勉強する。もちろん座学ばかりでもだめなので、あとはひたすら「ぶつかり稽古」だ。

筆者は、臨機応変に考えるのが苦手なので「型」にはめて覚えていくことにした。

・2ターン目には《豪風のリノセウス》+《森林の狼》
・6ターン目には《マドロスエルフ》+アクセラレート×2
・7ターン目には《堕落の決意》からの《豪風のリノセウス》

自分なりの勝ちパターンを用意して、本番に臨む。

ちなみに、ヴァンパイアはこの3日間で一切、練習することがなかった。

明確に課題として残っていたのは、(デッキに2枚入っている)《《世界》・ゼルガネイア》がたくさん手札にきたときにどうしたらよいか分からないということだ。

「まあ、大丈夫だろう」と本番を迎えたが、これがのちに悲劇を生むことになる。

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