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社会人が『シャドバ』の賞金制eスポーツ大会に復帰したら「思い出」と「トラウマ」が刻まれた

マイナビニュース / 2024年11月21日 14時35分

本番当日

大会の朝は早い。

7時に起床して、8時半には海浜幕張駅に到着する。冷たい空気と緊張感は、学生時代のセンター試験(現:大学入学共通テスト)の受験日を思い起こさせる。

1試合あたりの所要時間は、待ち時間も含めると1時間程度。長いときは1日で10時間~12時間を戦い続けることになるので、とてもタフな大会だ。

5年ぶりの戦い、大事な1試合目が始まった。かなり緊張していたので、長時間の練習で自信のあったエルフを使用デッキとして選択する。

2クラス同士の「勝ち抜けルール」なので、エルフで勝ったあとにヴァンパイアで勝てれば、個人は勝利となる。

対するは「ロイヤル」というクラス。絶え間なく、攻撃してくるタイプのデッキなので、こちらは防御に徹することになる。

ロイヤルは5ターン目以降の《白銀の閃き・エミリア》というカードからの大量展開が強力であり、これを捌けるかがカギになると思っていた。そのため、対応策である《森を彩る者・エルフクイーン》と「進化」を残すことを意識してプレイした。

自分のベストな動きをするのではなく、相手を捌くこと&回復することを優先したので、戦いは10ターン目までの長期戦となったが、なんと勝利することができた。

「もしかして、エルフってデッキ……楽しい?」

3日前まで、エルフは苦手な部類のデッキだったが、こういった戦いでの成功体験を通して、少しずつ好きになっていくのだから、『シャドバ』はおもしろい。

初戦は勝ったが、そのあとは……

ただ、ここで異変が起こる。使用デッキをヴァンパイアに切り替えたのだが、3日ぶりに使ったデッキということもあり、デッキの回し方が全く分からなくなっていたのだ。

残り2戦のうちの1戦でも勝てばいい状態なのだが、気持ち的には追いつめられていた。

まず、麻雀でいうところの、配牌の中から好きなだけ戻して引き直せるタイミングがあるのだが、「何が不要なのか」がわからない。

そして悲劇は起きた。手札に複数枚きてほしくない《《世界》・ゼルガネイア》が2枚きたのだ。

(ただの練習不足なのだが)このときの状況にかなり焦っており、《背徳の狂獣》+《鋭利な一裂き》で相手のフォロワー2体を倒すのがよさそうな盤面においても、当日は思考が二転三転して「ん!? このターンで1枚ぐらい《ゼルガネイア》を出しとかないと、今後出すタイミングがなくないか?」「お! そのまま5~6ターン目に《ゼルガネイア》を連打して、《バアル》に融合させ続ければ、7ターン目に6枚融合背徳バアルできるのでは!?」という魔が差した選択をしてしまう。

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