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「落語」×「学習アプリ」で何を学ぶ? カシオが開いた東京立正中学校・高校の出張授業に潜入!

マイナビニュース / 2024年11月22日 22時50分

画像提供:マイナビニュース

最近では、学校の授業にICTツールの活用や「探求」が取り入れられ、学習は教科書とノートだけで行うものではなくなっています。しかしそんな中でも、「落語」と「ICT」を組み合わせるというのは珍しい形ではないでしょうか。今回、東京立正中学校・高校でこの2つを組み合わせた出張授業が行われると聞いて、その様子を取材させてもらいました。
○英語落語と国語の授業はどう組み合わされるのか?

東京立正中学校・高校は、中学1年生から高校3年生までの6年間を同校ですごす中高一貫生と高校1年から入学してくる生徒が混合クラスで学ぶ、いわゆる“併設型中高一貫校”。高校には3つのコースが設置されており、この日の授業を受けたのは「イノベーションコース」の高校1年生の皆さん。“持続可能な探究活動を通じて社会貢献できる人材を育成する”というコースで、教室での教科学習にとどまらない、実践的な学びに積極的に取り組んでいるのが特色です。

今回の出張授業は、カシオ計算機が学習アプリ「ClassPad.net」の活用の一環として企画したもの。前半をバイリンガル落語パフォーマーの琉水亭はなびさんが、そして後半を浦和実業学園中学校・高等学校 国語科の田口純平先生が担当しています。筆者は「バイリンガル落語」というのを聴くのも初めてですので、はなびさんの口演がどんなものなのかも楽しみですし、それを受けて行うという田口先生の授業がどんなものになるのかにも興味がありました。

○コミュニケーションと笑いの話から、英語落語「反対俥」へ

はなびさんは、高校卒業後に英語とヒップホップを学びに渡米し、その後ラジオパーソナリティなどを経験したのち、現在はさまざまなイベント等で英語落語の口演を行っています。最近では、「Google Pixel」のCMにも出演しており、そこで見覚えがあるという方も少なくないのではないでしょうか。

はなびさんの授業は、自身が渡米した際の経験談で始まりました。ほとんど英語が話せない状態で渡米し、そこで何もしゃべれずにいたはなびさんですが、クラスでヒップホップミュージアムを見学に行った際に、決して得意ではないダンスを披露したところ、大きな笑いが起きて一躍人気者になったとか。この経験から、はなびさんは、「笑わせる」のも「笑われる」のも違いはない、と言います。当時のクラスメートは、「自分を笑顔にさせてくれた」ということで、はなびさんをリスペクトしてくれた。それからはクラスでの周囲とコミュニケートできるようになり、授業もしっかり受けられるようになったそうです。

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