転職ではなく、社内公募を選んだ理由 - 29歳で社内キャリアチェンジした電通デジタル社員の“いま”
マイナビニュース / 2024年12月17日 10時0分
「人の心を動かし、価値を創造し、世界のあり方を変える。」をパーパスに、国内最大規模の総合デジタルファームを誇る電通デジタル。
そんな同社で、昨今、注目されているのが2018年より実施されている「DD Career Jump!」制度です。これは「社員の成長」と「会社の成長」というコンセプトに基づき、本人の意思を尊重した自律的なキャリア形成を目的とし、導入された“社内公募制度"。年間で、約20~30人が利用しているそうです。
実際に「DD Career Jump!」制度を利用した社員の声を聞くため、ストラテジー部門のプランニング1部に所属する坂内美咲さんにお話を伺いました。
○■社内公募制度「DD Career Jump!」を利用したきっかけ
──坂内さんの現在の部署での業務内容を教えてください。
ストラテジックプランナーとして、担当クライアントにおけるコミュニケーションの全体戦略の提案をしております。3年ほど前に現部署に異動し、1年前から本格的に取り組んでいます。当時29才のタイミングでした。
具体的には、たとえば商品を売る時に、“誰をターゲットにして、どんなメッセージを発信することで、どう気持ちを動かすか”について、電通グループが持っている膨大な生活者データや知見を使い、最適な策をロジカルに導いていくプランニング業務を担当しています。
──「DD Career Jump!」制度を利用してみようと思ったきっかけは何でしたか?
新卒で入社し、メディアプランナーという職種を4~5年ほど経験しました。年齢で言えば26歳から27歳くらい、いわゆるアラサーに入ってきたタイミングで、キャリアへの漠然としたモヤモヤを感じたことがきっかけです。何か不満があったというわけではありません。ですが、このままでいいのかな? と考える時間が増えるなかで、新卒社員のトレーナーを任され、目の前で毎日着実に成長していく姿を目の前で見たとき、自分と比べてしまったことが大きかったと思います。
そしてもう一つのきっかけは、優秀なストラテジックプランナーとの出会いでした。
──どのような場面で、優秀だと感じたのでしょうか。
当時はコロナ禍ということもあり、打ち合わせもリモートで行われていたのですが、他のグループ会社含め20人近くいるような規模の大きい案件での出来事でした。
どのようにプロジェクトを進めていこうかという段階で、そのプランナーの「こんなものを考えてきました」という提案に感銘を受けたんです。わかりやすく綺麗に、誰が見ても理解できるだけでなく、納得せざるを得ない提案でした。打ち合わせの空気がパッと変わるのを目の当たりにしました。
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