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長野県中野市が『彼女、お借りします』とコラボイベント開催 - AR技術も活かした「なかのかのかり祭」

マイナビニュース / 2024年12月24日 13時0分

画像提供:マイナビニュース

長野県中野市では、漫画家・宮島礼吏氏による人気漫画『彼女、お借りします』(通称: かのかり)とのコラボイベントとなる「なかのかのかり祭」を12月8日、中野市民会館「ソソラホール」ほかにて開催した。

『彼女、お借りします』は、講談社「少年週刊マガジン」にて連載された、累計発行部数が1,300万部を超える人気コミックス。TVアニメ化も行われ、2025年には第4期のスタートが予定されている。

今回のコラボイベントは、作者である宮島氏が中野市出身という縁から実現したもので、『彼女、お借りします』で飾り立てられた中野市民会館「ソソラホール」では、中野市オリジナルかのかりグッズや中野市の特産品が販売されたほか、中野市オリジナル描き下ろし漫画紹介ムービーの上映会やかのかりオリジナルラッピングカーの展示などが行われた。

さらに今回のイベントでは、オリジナル漫画にも登場する市内4カ所の"聖地"を巡り、ARフォトを撮影する「ARフォトツアー」、中野市の商店を周遊する「中野市商店周遊ツアー」、会場内にある9つのミッションをクリアする「デジタルビンゴツアー」といった3つのツアーを実施。まさに市内全域をフィールドにした一大イベントとなった。
○中野市出身の漫画家・宮島礼吏氏と連携

今回のイベント開催について、「ちょうどコロナ禍の頃、静岡県沼津市を訪れた際、『ラブライブ!サンシャイン!!』のキャラクターがホテルや駅などいろいろな場所に飾られているのを見かけたのが最初のきっかけ」だったという中野市長の湯本隆英氏。「その時は気づかなかったのですが、戻ってからいろいろと調べてみたら、まちづくりの一環として行われていた」ことを知り、中野市でも同じようなことができないかと考えるようになったという。

「ちょうどそんな時に、中野市出身である宮島礼吏先生の漫画を全部持っているという職員がいたので読ませてもらい、この先生にご協力いただければ、中野の新しいまちづくりができる」と考えた湯本市長は、すぐに宮島氏とコンタクトを取るよう手配。それ以来、中野市の広報誌で取り上げたり、コミック全巻を市役所の1階に展示するなどの連携を深め、およそ2年の月日を経て、今回の「なかのかのかり祭」実現に結びついたと振り返る。

イベントの開催が決定した後の市民の反応については、「何か面白いことをやるみたいだ」と興味深い関心が寄せられたとのこと。そして今回のイベントをきっかけに、あらためて宮島氏が中野市出身であることを知った市民も多かったという。「今は海外においても、日本の漫画はひとつの文化として受け入れられているところがありますから、市民の方の中でも、漫画やアニメを活用することを面白がってくださる方が結構いらっしゃることがわかった」という市長は、概ね肯定的に受け入れられた状況に、イベントの成功を確信したという。

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