がん検診はどうやって受ける? 受診間隔と対象者は?
マイナビニュース / 2024年12月17日 10時0分
日本人の死因第1位である「がん」。2022年にがんで死亡した人は、男女合わせて38万人を超えています。このように、多くの人ががんで命を落としていますが、症状の進行を抑えるには、がん検診を受けてできるだけ早くがんを見つけることが重要です。今回は、がん検診の種類や受け方、対象者などを詳しく解説します。
○■がんの現状
2022年の日本人の死因第1位は「がん」で、38万5797人(男性22万3291人、女性16万2506人)が亡くなっています。ちなみに、死因第2位は「心疾患(高血圧性除く)」で23万2964人が、死因第3位は「老衰」で17万9529人が亡くなっています。がんが死因の第1位となる状況は、1981年から続いています(厚生労働省「2022年人口動態統計(確定数)」)。
また、国立がん研究センターの2020年のデータによると、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、男性62.1%(2人に1人)、女性48.9%(2人に1人)となっています。また、2022年のデータによると、日本人ががんで死亡する確率は男性25.1%(4人に1人)、女性17.5%(6人に1人)です。
そして、がんにもさまざまな種類がありますが、2020年のデータによると、がん罹患数の順位は以下のようになっています。※カッコ内は性別で分けた場合
1位: 大腸(男性は前立腺、女性は乳房)
2位: 肺(男性は大腸、女性は大腸)
3位: 胃(男性は肺、女性は肺)
4位: 乳房(男性は胃、女性は胃)
5位: 前立腺(男性は肝臓、女性は子宮)
一方、2022年のデータによると、がん死亡数の順位は以下の通りです。※カッコ内は性別で分けた場合
1位: 肺(男性は肺、女性は大腸)
2位: 大腸(男性は大腸、女性は肺)
3位: 胃(男性は胃、女性は膵臓)
4位: 膵臓(男性は膵臓、女性は乳房)
5位: 肝臓(男性は肝臓、女性は胃)
○がん検診の種類
がんを早い段階で見つけるには、健康診断だけでなく、「がん検診」を受けることが大切です。日本のがん検診には、市町村などの住民検診や職域検診に代表される「対策型検診」と人間ドックなどの「任意型検診」の2つがあります。
対策型検診は、対象集団全体のがん死亡率の減少を目的として、有効性が確立された検査方法で実施されている検診です。予防対策として行われる公共的な医療サービスであるため、費用は無料か少額の自己負担で済みます。市区町村のほか、職域・医療保険者等の保健事業として実施されているケースもあります。
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