1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

がん検診はどうやって受ける? 受診間隔と対象者は?

マイナビニュース / 2024年12月17日 10時0分

一方の任意型検診は、個人の死亡リスクを下げる目的で、医療機関・検診機関などが任意で提供する医療サービスです。費用は基本的に全額自己負担で、人間ドックのほか「がんスクリーニング検査」なども任意型検診となります。さまざまな検診方法があり、中には有効性が確立していない検査方法が含まれていることもありますが、自分の目的に合わせて検診を選べるというメリットもあります。
○がん検診の受け方

では、がん検診を受けるにはどうすればいいのでしょうか。市区町村のがん検診の場合、がん検診の案内が市区町村から郵送されてくることもありますが、自分から情報を集めないと検診を受けられない場合もあります。まずは、自分が住んでいる自治体のホームページや広報誌でがん検診について調べてみましょう。

検診日や予約の必要の有無、予約方法を確認し、予約が必要な場合は電話や郵送、インターネットで予約を行います。その後、医療機関や検診センターでがん検診を受けましょう。

働いている人の場合、職場の年1回の定期健康診断と併せてがん検診が行われることも多いです(職域検診)。そのため、自分で医療機関の予約を取らなくても、検診の機会を得られる可能性が高いですが、職場でがん検診が行われない場合は市区町村のがん検診に申し込みましょう。

がん検診は自覚症状のない時点で行われるため、がんが進行していない状態で見つけることができます。現在では、早期発見・早期治療によりがんの多くが治ります。自分は健康だと思っても、しっかりとがん検診を受けることが重要です。
○■対策型検診5種類の内容と対象者、受診間隔

対策型検診には5種類あり、それぞれ内容や対象者、受診間隔が以下のように定められています。

・胃がん検診…問診に加え、胃部エックス線検査または胃内視鏡検査のいずれか。対象者は50歳以上(当分の間、胃部エックス線検査については40歳以上に対し実施可)、2年に1回実施(当面の間、胃部エックス線検査については年1回実施可)。

・子宮頸がん検診…20歳代は2年に1回、問診、視診、子宮頸部の細胞診および内診を行う。30歳以上は2年に1回、問診、視診、子宮頸部の細胞診および内診を行い、5年に1回(罹患リスクが高い人については1年後に受診)、問診、視診およびHPV検査単独法を行う(実施体制が整った自治体で選択可能)。

・肺がん検診…質問(問診)、胸部エックス線検査および喀痰(かくたん)細胞診。対象者は40歳以上(喀痰細胞診については、原則として50歳以上の重喫煙者(喫煙指数600以上の者)のみ)、年1回実施。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください