「おうち居酒屋」シリーズが大ヒット! 魔法瓶の老舗、ピーコック魔法瓶工業が次々と新しい風を吹き込む。その秘密を女性社長に聞いた
マイナビニュース / 2025年2月10日 11時9分
70年以上の歴史を持つピーコック魔法瓶工業。2015年に代表取締役社長に就任した山中千佳氏は、マーケティングやEC、女性意見を取り入れ、これまでにない商品を展開してきました。同氏にピーコック魔法瓶工業の“いま”をお聞きします。
○魔法瓶の老舗、ピーコック魔法瓶工業
大阪府大阪市福島区鷺洲にあるピーコック魔法瓶工業は、1950年に設立された歴史ある企業です。社名の通りステンレスボトル、ポット、ジャグを主に取り扱っており、電気ポットやホットプレートなどの電化製品も製造・販売しています。
75年目を迎える現在、従業員数は約96名。大阪市住之江区にある工場で日本製のガラスポット・ジャグを生産しているほか、20年前から中国6社とともにものづくりを行っています。現在、全体の約2割が国内生産、約8割が中国での生産。主に中近東に向けて輸出も行っていますが、現在アメリカへの輸出にも挑戦中です。
2015年、そんなピーコック魔法瓶工業の4代目として代表取締役社長に就任したのが山中千佳氏です。決して大企業とは言えないながらも、確かな技術とかゆいところに手が届く豊富なラインアップ。信頼されるものづくりで着実な歩みを続ける同社の歴史と社風、現在の歩みについて、山中氏に伺いました。
○知っていますか? 日本の魔法瓶産業の歴史
社名に”まほうびん”が入っている会社といえば、ピーコック魔法瓶工業以外にも象印マホービンやタイガー魔法瓶などが有名です。
生水を沸かして飲む必要がある東南アジアや中国、インドなどでは魔法瓶は生活必需品として早くからニーズがあり、ほとんどの日本の魔法瓶メーカーは当初輸出をメインとして展開していました。
そこで、現地にも馴染みやすいよう、それらの地域に生息する動物の名前(象、虎、弊社は孔雀)を社名につけたと言われています。
明治時代の終わりから始まった日本の魔法瓶産業ですが、第一次世界大戦が勃発すると、東南アジアなどではそれまで主力であったサーモスなど欧州勢の供給が途絶えたため、
日本製魔法瓶の需要が伸び、ガラス生産量が多かった大阪で多くの魔法瓶メーカーが起業しました。
その後、国内への需要にシフトし、日本の高度成長時代には専業主婦層の大量出現とともに一家に一台以上と言われた保温ポットが全盛になりました。
しかし、ライフスタイルの変遷とともに市場が縮小し、多くの企業が閉業していく中で残ったのが、現在の魔法瓶メーカーなのです。
○ヒット商品が目白押し! ピーコックのイチオシ商品
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