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バセドウ病の日常生活で気をつけるポイント - 初期症状は?

マイナビニュース / 2024年12月25日 13時0分

画像提供:マイナビニュース

汗をかきやすい、眼球が突出するなどの症状で知られている「バセドウ病」。女性に多いというイメージもありますが、具体的にはどのような病気なのでしょうか。今回はバセドウ病の症状や原因、治療法や日常生活で気を付けるべきポイントについて解説します。

○■バセドウ病とは

甲状腺ホルモンは、身体全身の新陳代謝を活発にしてくれるホルモンで、ほとんど全身の器官に関係しています。新陳代謝が活発なのは良いことに思えますが、活発過ぎると問題が起こりさまざまな症状が現れます。バセドウ病は、甲状腺ホルモンを過剰に出してしまう病気(甲状腺機能亢進症)の代表的なものです。

バセドウ病は、人口1,000人あたり2〜6人程度いると言われています。また、女性患者が男性患者より5倍多く、中でも20〜30歳代の若い女性に多いという特徴があります。

バセドウ病は、自分自身を攻撃する自己免疫疾患の一つです。私たちの体には外敵から身を守るための「免疫機能」が備わっており、細菌やウイルスなどが侵入した時には抗体を作ってそれらを排除します。しかし、何らかの原因で免疫機能が誤って働いてしまい、自分自身を攻撃する抗体を作ることがあります。これが、自己免疫疾患です。

バセドウ病になると、甲状腺にある「甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体」という部分を誤って攻撃します。甲状腺ホルモンは、この受容体と結合するTSHの量に応じて分泌される仕組みです。バセドウ病では、受容体を攻撃する抗体が体内で作られてTSHの代わりに結合して刺激することにより、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまいます。

なぜTSH受容体に対する抗体が作られるかはわかっていませんが、遺伝的な要因や何らかのウイルス感染、ストレス・過労、妊娠・出産が引き金になっているのではと言われています。
○■バセドウ病の症状は? 初期症状はある?

バセドウ病では、代謝を司る甲状腺ホルモンや交感神経系のカテコールアミンが過剰になることにより、さまざまな症状が現れます。「眼球の突出」がよく知られていますが、その他にも以下のような症状があります。
○<全身>

体重減少(まれに体重増加)、疲れやすい、起きるのが辛い
○<精神状態>

不安、イライラする、落ち着かない
○<皮膚・発熱>

微熱、暑がり、汗をかきやすい、かゆみ
○<頭部・頸部>

眼球の突出、甲状腺の腫れ
○<循環器>

動悸、息切れ、頻脈
○<消火器>

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