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バセドウ病の日常生活で気をつけるポイント - 初期症状は?

マイナビニュース / 2024年12月25日 13時0分

空腹感、のどの渇き、軟便・下痢

○<筋肉>

指の震え、筋力低下
○<月経>

月経不順、生理が止まる、不妊

なお、眼球の突出といったバセドウ病特有の症状は初期にはほとんど現れません。「原因はわからないが、何となく体調が悪い」という状態のことを不定愁訴といいますが、バセドウ病の症状はこの不定愁訴や風邪と間違われることがよくあります。

当てはまる症状がいくつかある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。放っておくと、心臓やその他の臓器に大きな負担がかかり命に関わることもあります。
○<バセドウ病の治療法>

バセドウ病の治療には、大きく分けて以下の3種類の方法があります。
○【1】薬の服用

多くの場合、まずは薬の服用による治療から始めます。チアマゾールやプロピルチオウラシルなどの抗甲状腺薬を使い、甲状腺ホルモンの合成と分泌を抑えます。約半数の人が2〜3年で薬をやめることができます。
○【2】放射性ヨウ素内用療法(アイソトープ治療)

放射性ヨウ素が入ったカプセルを飲んで行う放射線治療です。安全で効果が確実であり、甲状腺の腫れも小さくなりますが、実施できる施設が限られている、バセドウ病による眼の症状が悪化する可能性があるなどのデメリットもあります。
○【3】甲状腺摘除術(手術による治療)

手術によって甲状腺を取り除く治療は、早く確実な効果が得られます。ただし、入院が必要になる、手術による痕が残る、反回神経麻痺、副甲状腺機能低下症などの手術合併症が起こるリスクがあるなどの点に注意が必要です。
○<日常生活を送るうえでのポイント>

バセドウ病と診断されて薬を服用している場合、日常生活で大切なのは抗甲状腺薬を飲み忘れないことです。指示通り服用しないと甲状腺ホルモンの過剰がなかなか改善しませんし、症状も軽減しません。3〜4日服用を忘れると、症状が急に悪化することもあります。
また、特に服用から3ヶ月以内は、薬の副作用が出ることがあります。かゆみや湿疹等の軽度なものが多いですが、高熱やのどの痛みが出た場合は早めに医療機関を受診しましょう。

加えて、睡眠を充分に取り、規則正しい生活を送ることも望まれます。ストレスを溜めないことや、甲状腺ホルモンの値が高いうちは、心身に負担をかけない働き方や勤務時間の緩和なども必要です。

運動については、甲状腺ホルモンの値が高いうちは激しい運動は避けましょう。甲状腺機能が正常に戻ったら、軽い運動から始めて徐々に体を慣らしていきます。病状が安定して体力が戻れば、運動の制限は必要ありません。

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