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バセドウ病の日常生活で気をつけるポイント - 初期症状は?

マイナビニュース / 2024年12月25日 13時0分

ちなみに、眼球の突出は喫煙者に多いと言われています。禁煙を心がけ、アルコールもほどほどに控えておきましょう。ヨウ素を多く含む海藻類の摂取制限は特に必要ありませんが、過剰に摂ることは避けましょう。

最後にバセドウ病の予防方法に関して、内分泌糖尿病内科の専門医に聞いてみました

バセドウ病は原因不明の自己免疫疾患です。遺伝的要因と環境的要因の両方の関与が考えられています。確立された予防方法はないため、症状から気づくことが大事です。気になる症状がある場合は、医療機関を受診し、血液検査で甲状腺ホルモン値を測定してもらいましょう。多くの場合、血液検査と甲状腺超音波検査の実施でバセドウ病の診断が可能です。治療は、まずは内服薬での管理を目指しますが、安定しない場合や副作用が出る場合などではアイソトープ治療や手術治療が選択されます。甲状腺ホルモン値が高い間は、運動や強いストレスは避け、安静が必要です。また、バセドウ病は妊娠中の母体や胎児へ影響が生じるため、妊娠前に病状を安定させておくことが重要です。

眼球の突出はバセドウ病眼症と呼ばれ、軽症を含めるとバセドウ病患者さんの30%くらいの方に症状が出ると言われています。喫煙はバセドウ眼症発症と増悪に関与するため禁煙が望まれます。最近、バセドウ眼症に対する新しい治療薬が出てきており、高い治療効果が期待されています。

○伏見 宣俊(ふしみ のぶとし)先生

一宮西病院 内分泌・糖尿病内科/部長
資格:日本糖尿病学会 糖尿病専門医、日本内科学会 総合内科専門医、日本消化器病学会 消化器病専門医
(武藤貴子)



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