どこでもサイエンス 第298回 2025年の宇宙、どうでしょう?(1−4月の星空編)
マイナビニュース / 2024年12月25日 7時15分
火星は遠ざかって暗くなるのですが、月とふたご座の星とならんでおもしろいですな。
まだ冬の星は見えますが、すこし位置関係が変わってきます。木星はまだ目立ちます。金星は見えなくなっています。実は太陽とほぼ重なる方向で見えません。
北斗七星が空高くのぼっていますが、都心では7つ見えず、真ん中の星が抜けてへ みたいな形が印象的になります。
○3月14日 日本では見えない、地球のうらがわで皆既月食
アメリカで皆既月食です。日本ではかすりもしませんが、中継サイトとかで見られるかもー。TIMEANDDATEというサイトで、見えるエリアやシミュレーションが見られます。
○3月29日はヨーロッパの大西洋がわで部分日食
NASAがどこで見られるかなどの図を公開していますので、ごらんください。アイスランドのあたりが大きく欠けますが、ロンドンやパリでも結構見ごたえがある部分日食です。年度末に欧州にいらっしゃる方はチェックです。
TIMEANDDATEのページはこちら。
○4月13日 大阪・関西万博開幕
世界のお宝、最新のテクノロジーが大集合! 大阪・関西万博が開幕です。まだ情報があまりなのですが、星空がらみだとイタリア館でファルネーゼ・アトラスという、星座図の元祖みたいなイタリア国宝クラスのお宝がやってきます。日本初公開。星座界隈でも仕事をしている東明ももちろん見たことはございません。楽しみ―。
また、日本も未来の月面ロボットとか展示するようですね。期間が決まっているかもなので注意が必要です。
「火星の石」もこの[連載の第292回}(https://news.mynavi.jp/techplus/article/dokodemo_science-292/)で話題にしました。あの、これリアルにスゲーお宝なので、ぜひ見てほしいですよ。
あと、このあたりだと、明石市立天文科学館や、大阪市立科学館、バンドー神戸青少年科学館、京都市青少年科学センターなど、全国でも有数の科学館が電車で1時間以内の範囲に集まっているので、万博とあわせて訪れるのもよいですな。いや、ユニバーサルスタジオもいいですけどね。
天文情報に特化した年鑑類
○
天文手帳 (1,200円+税)
手のひらサイズの手帳に、小さな字で毎日の月の出入り時刻や見所など星空情報がぎっしり。ミニ星座早見もついています。値段据え置きがうれしい。
○
天文年鑑 2025年版 (1,500円(税込))
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