サントリー、大阪・関西万博に向けて「世界中の嗜好を集約したビール」限定発売へ - 2025年事業方針
マイナビニュース / 2024年12月26日 7時57分
サントリーは12月24日、2025年の国内酒類事業方針・ビール事業方針に関する会見を実施。ノンアル部の新設や大阪・関西万博に向けた取り組みなどについて発表するとともに、ビール事業の戦略として"ビールとエコノミーの両輪"を掲げた。
○2030年に国内酒類売上高1兆円を目指す
サントリーは2024年12月24日、東京都港区のサントリーホールにおいて、2025年の「酒類事業方針・ビール事業方針」に関する発表会見を行った。例年は年明けに行われるが、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)に向けた取り組みについて触れるために異例の年内開催となった。
国内におけるサントリーの2024年酒類売上は、2023年比105%見込みと非常に好調だ。コロナ禍の影響を受け低迷した酒類市場規模は着実な回復基調にある。2025年の売上計画では、2024年比105%を目指すという。
2025年3月にサントリーホールディングスの代表取締役社長となる鳥井信宏氏は「今後も酒類市場を成長させることは、国内酒類のリーディングカンパニーである我々の大きな役割だと思っております」と語るとともに、「2030年に国内酒類売上高1兆円(※内部管理ベース)を目指し、もっとも信頼され、愛される会社になる」という方針を明らかにした。
○ものづくり品質が世界で認められた2024年
サントリーは事業成長にとって美味追求・品質向上がもっとも重要な活動と捉え、2023年からの3年間で300億円規模の成長投資を行う。
こういった継続的な活動によって2024年は、インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ 2024では「サントリーシングルモルトウイスキー 山崎12年」がシュプリームチャンピオンスピリットを受賞。デキャンター・ワールド・ワイン・アワード 2024においては「SUNTORY FROM FARM 登美 甲州 2022」が最高位の賞であるBEST IN SHOWを受賞。その"ものづくり品質"が世界から高い評価を受けた年となった。
○ノンアル統合組織「ノンアル部」の新設
サントリーは2025年、持続的な事業成長を見据えた新たな挑戦を進める。大きな柱は「ポートフォリオ強化」「サステナビリティと酒類文化伝承」「大阪・関西万博」の3つだ。
同社は幅広いポートフォリオを有するが、その中でもノンアルコール飲料の需要に注目。2025年1月に機能性表示食品の新商品「のんある酒場レモンサワー+(プラス) ノンアルコール」を発売するとともに、4月に新たな需要を喚起する新商品、秋にお酒の本格感を追求した新商品の発売を予定しているという。
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