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サントリー、大阪・関西万博に向けて「世界中の嗜好を集約したビール」限定発売へ - 2025年事業方針

マイナビニュース / 2024年12月26日 7時57分

一方、「エコノミー(発泡酒+新ジャンル)」カテゴリの「金麦」ブランドは2023年比93%を見込んでいる。2020年から進められている酒税法改正以降、「エコノミー」カテゴリーの商品は苦戦を強いられており、今後の改正と合わせ「ビール」カテゴリの伸びは続くと予想される。

とはいえ、消費の二極化・健康意識の高まりによって多様なニーズも顕在化しており、一定以上の市場は残ると多田氏は予測。2025年の活動方針を「ビール・エコノミー両輪」とする。

○純粋な"生ビール"を想起させた「サン生」ブランド

「ビール」カテゴリを牽引した「サントリー生ビール」は、業務用の瓶・樽取扱店が2万店を突破し、消費者接点を増やし続けている。

2025年は“生ビール”らしさの強化、"生ビール"訴求の強化を行うとともに、瓶・樽取扱店2.5万点を目標とし、2027年に1,000万ケースブランドの実現を目指す。12月より順次デザイン・中味のリニューアルが進められており、ブランド名をより強調することで認知の強化を図る。

「ザ・プレミアム・モルツ」は、引き続きプレミアムビールとしてのポジション獲得を進める。こちらも12月より順次リニューアルが進められており、「THE」を象徴的にあしらった新しいプレモルロゴが採用された。

「マスターズドリーム」は高価格帯商品としての独自価値強化に努める。"夢"の字を大きくあしらい墨黒と金色で高級感を演出したデザインを12月下旬より展開するとともに、マスターズドリームならではの接点拡大を進める。
○金麦<晩酌サワー>を4月8日に発売、金麦第4の柱に

「エコノミー」カテゴリの「金麦」ブランドは、これまでも好評を博してきた"日常的に家で飲むのに一番ふさわしいビール類"のポジション確立を目指す。

1月に「金麦」「金麦〈ザ・ラガー〉」「金麦〈糖質75%オフ〉」3種のデザインを12月より順次リニューアル。ロゴを大幅刷新し、左右非対称で麦穂の中にすべての情報を詰め込むという、ビール類ではめずらしいデザインを採用した。

2024年に限定販売された金麦サワーは、「金麦〈晩酌サワー〉」として2025年4月8日に新発売を予定している。サントリーはこれを"金麦第4の柱"として育成したいとし、「サントリー生ビール」発売時並みの広告を大規模・集中投入。新たな食中酒として需要拡大を狙う。

多田氏は最後に「『サントリー生ビール』『金麦』、それとノンアルコール飲料をしっかりとやっていきながら、市場を少しでも活性化できるように貢献していきたいとに考えております。来年も多大なるご支援をよろしくお願いします」とまとめた。
(加賀章喜)



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