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大河原克行のNewsInsight 第343回 有明「パナソニックセンター東京」が22年の歴史に幕、果たした役割大きく

マイナビニュース / 2024年12月26日 17時37分

1階の展示エリアではパナソニックグループの企業活動や製品、技術、未来の姿を反映した様々な展示を行い、2023年3月からは、1階の展示を「Panasonic GREEN IMPACT PARK」にリニューアル。子供たちが、地球温暖化問題について学べる展示と、その解決に向けてパナソニックグループが取り組んでいる事例を紹介してきた。

2階および3階フロアは、2006年から2020年まで、理数の魅力に触れ合うことができる体験型ミュージアム「RiSuPia(リスーピア)」を開設。14年間で約460万人が来場した。2021年4月からは、「RiSuPia」を発展させた「AkeruE(アケルエ)」をオープンし、理数の魅力に加えて、エンジニアリングやテクノロジー、アートといったSTEAM教育の考え方を融合させた施設へとリニューアルしていた。RiSuPiaは、当時の中村邦夫社長が、「子供たちの理系離れを解決したい」という思いから開設したものだ。また、AkeruEは、ギリシャ語でひらめき力を意味するEurekaを逆から読んだもので、子供たちの知的好奇心とひらめき力を育む場と位置づけている。

本館北棟のイベントスペースや別棟の有明スタジオでは、社内イベントの開催や、関係者および取引先向けイベントの開催、新製品の発表会見のほか、大阪で開催される定時株主総会を中継し、株主が視聴できる会場としても利用された。

なお、本館南棟4階には、パナソニックグループのB2B向け展示エリア「Panasonic Group Solutions Showroom」がある。今回の閉館に伴い、2025年3月に、東京・汐留のパナソニック東京汐留ビル1階に移転し、パナソニックグループの歴史や最新のソリューションの紹介、未来像などを体感できる場としてリニューアルオープンする予定だ。ただし、一般には公開しない。

パナソニックグループでは、「自社拠点の有効活用やお客様および利用部門の利便性、立地などを総合的に検討した結果、汐留に新たなグループショールームを移転することになった」としている。

汐留の周辺には、同じ汐留ビルに、パナソニック エレクトリックワークス社による住設関連のパナソニック ショウルーム 東京や、浜離宮にあるパナソニックコネクトのサプライチェーンを中心としたB2Bショールーム「Customer Experience Center」、虎ノ門のパナソニック インダストリーの共創拠点である「Innovation HUB TOKYO」があり、これらの拠点を通じたグルーブ間の連携も期待される。
○過去のパナソニックセンター東京の様子

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