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タイトルの人気差が広がりつつあるeスポーツ、2025年の注目は「eモータースポーツ」

マイナビニュース / 2024年12月31日 11時0分

ほかにも「睡眠カップ」や「騒音カップ」、「REGENDUS」など、企業、ストリーマー中心のイベントも多々開催されており、まさにeスポーツシーンは『スト6』が中心だったと言えます。

トッププロが鎬を削って戦う最高峰リーグ戦「ストリートファイターリーグ:Pro-JP 2024(SFL2024)」も例年以上の盛り上がりを見せています。4カ月にわたって行われてきたリーグ戦は、YouTubeの公式チャンネルで5~8万の同時視聴者数を記録。ほかの配信サービスやストリーマー、プロゲーマーによるミラー配信を含める総同時視聴者数は、10万を超えているとみられています。

世界大会ならいざ知らず、毎週行われるリーグ戦において、この数値をたたき出すのは快挙と言えるでしょう。選手個々の人気も高まってきていますので、『スト6』は日本のeスポーツシーンをしばらくは牽引していくのではないか思います。

もう1つの人気タイトルである『VALORANT』は配信の同時視聴者数も高く、オフラインイベントの集客も良好です。eスポーツシーンを支えているタイトルであることは間違いないでしょう。

ただ、公式大会の運営に関しては、各所から不満が漏れ出ています。日本や東南アジア、韓国などのパシフィックエリアのローカルトーナメントを勝ち上がったチームによる地域大会である「VCT ASCENSION PACIFIC TOKYO 2024」は、シングルエリミネーションのうえ、明らかに優位となるチームがいる変速トーナメントでの開催を発表し、炎上騒ぎとなりました。

大会形式を見直す結果となりましたが、会場施設のスケジュールの問題か、東京での開催を断念し、インドネシア・ジャカルタでの実施になりました。

女性プレイヤーの大会である「VALORANT Game Changer Championship 2024」では、トランスジェンダーの選手が女性相手に無双。さらに死体撃ち(倒した相手に対して必要のない追い撃ちをするマナー違反とされる行為)をしたり、対戦相手の「ZETA DIVISION」のロゴをマシンガンやショットガンで撃ち抜く行為をしたりと、プロとしての品格を問われる場面もみられました。いろんな意味で無法地帯となりつつあるため、抜本的に競技シーンを見直さないと、ファンが離れてしまう可能性は否定できません。

実際、eスポーツ系イベント会社やeスポーツチームによる大会は減ってきています。そして、公式大会や独自イベントの運営で『VALORANT』を支えてきたRAGEが『VALORANT』とのパートナー契約を終了。2025年以降の大会運営の行く末が心配されるところです。

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