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旅を分解して味わい尽くす――仲野太賀×上出遼平×阿部裕介が放つ“かつてない”旅行記「すごくシンプルで良い遊び」

マイナビニュース / 2024年12月28日 7時0分

――それを出版するといろんな人から感想があって、「そういう見方があるのか」という発見もあるでしょうし、写真などの展示会もやられましたもんね。

仲野:一つの旅を分解して、本にしたり、展示会したり、Audibleで音声を配信したり、グッズ作ってみたり、そういうことがいろいろアイデアとして出てくるので、本当に一つの旅を味わい尽くしてる感じです(笑)

――最初の企画書の段階で、ここまでの広がりは想定していたのですか?

阿部:考えてなかったですね。山を登りながら現場で話していくうちに決まっていった感じです。だいたい朝7時くらいから2時とか3時ぐらいまで歩いて、宿に着いたらずっと話してたね。

仲野:写真集であるべきなのか、旅本なのか、いずれにしてもいまだかつてない本を作りたいなって話して、みんなでいろいろ意見を出し合って、結果としてこういう形になったのは本当に良かったね。

阿部:上出さんがいつも言うことなんですけど、役割分担がすごくしっかりしていたんです。写真を撮る僕がいて、書く上出さんがいて、グッズ展開やPRでは太賀くんが頑張ってくれて、それぞれの長所が本当にうまくいったという感じですね。

――3人の遊びから始まったものが実際には仕事として動いているわけですが、仕事感はあまりないですか?

仲野:旅してる最中はまずないですし、そこから付随することも基本的にこの3人でやってますし、協力してくれるのも勝手知ったる人ばかりなので、そこまでないですね。

阿部:それにしても、ニューヨークで「ネパールに行こう」と言ってからまだ1年も経ってないんですよ。それがこんな形になると思ってもいなかったです。「行こうぜ!」の遊びがこんなに人を巻き込んでこんな作品になったので、若い世代の人がこれを読んで「俺らも仲間で旅に行ってみようぜ」ってなってくれるとうれしいです。そこに、洋服でも音楽でも写真でもいいですし、自分の得意分野を使うことによって、いろんな組み合わせで旅をパワーアップできるはずなので、そういう活動のきっかけになったら、いいなと思いますね。

――旅ってものすごくシンプルなものじゃないですか。だからこそ、いろんな要素を組み合わせやすいんですかね。

仲野:そうかもしれないですね。ただ歩いてるだけですから(笑)

阿部:たしかにそうですね。僕たちは写真家、役者、ディレクターという組み合わせですが、調理師さんがいてもいいし、いろんな職業の人がいるだけ広がりますよね。僕、昔は旅って1人がカッコいいと思ってたんです。でも、十何年1人で行ってたランタン谷で、今回2人と一緒に旅をしたことで毎日新しいことを学べたので、一人旅にこだわりすぎなくてもいいかなと思うようになりました。

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