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年末年始“一気見ドラマ”おすすめベスト10 「見逃してしまうのはもったいない」2024年放送のドラマ

マイナビニュース / 2024年12月30日 17時0分

ホームドラマの王道である「笑い泣き」がしたい人、または、家族で一気見できるドラマを探している人には当作をおすすめしたい。

3カ月後に結婚する娘・椎名瞳(奈緒)と3カ月後にこの世を去る父・椎名雅彦(木梨憲武)。母を亡くし、時に反発しながらも楽しく支え合ってきた父娘の「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」をめぐるエピソードの数々にクスッと笑い、涙を誘われる。

奈緒と木梨のかけ合いは息ピッタリで、楽しさ、温かさ、哀しさを感じさせられるシーンが満載。とりわけ木梨の演技は技術を超えた存在感があり、福田靖が手がける明るく切ない世界観にフィットし、専業俳優ではなく芸人を起用することのメリットを感じさせられた。

1月期のドラマは3月に終了するだけに、「3カ月後の春になったら娘と父は……」という時間の流れに合わせた物語は巧みだったが、この作品を冬に一気見してもクライマックスで泣けるのではないか。

2位:『ライオンの隠れ家』(TBS)

多くの人が「今秋のベスト」にあげたであろう当作は、未視聴の人に自信を持っておすすめしておきたい3つの理由がある。

1つ目は、主人公の家族が織りなす新たなホームドラマの形。市役所で働くマジメな青年・小森洸人(柳楽優弥)、自閉スペクトラム症でルーティンへのこだわりが強い弟・小森美路人(坂東龍汰)、2人の元に突然やってきた謎の少年・ライオン(佐藤大空)という男3人の関係性が絶妙で、距離感が縮まり、気づきを得て成長していく様子が視聴者を癒した。

2つ目は、行方不明事件、虐待疑惑、3人を監視する男などの不穏なサスペンス&ミステリー。湊かなえの「イヤミス」を令和にアップデートしたようなムードがあり、長編サスペンス&ミステリーの得意な「金曜ドラマ」らしさを加えていた。

3つ目は、坂東龍汰の演技。「1カ月間、他の仕事を入れずに役作りした」という努力の甲斐あって、自閉スペクトラム症の演技は当事者家族が絶賛するほどの仕上がりに。柳楽優弥という絶対的な存在と対峙しても見劣りしないどころか作品をけん引し、尾野真千子、岡山天音、でんでん、桜井ユキら手練れの役者をしのぐ大活躍だった。
1位:『クラスメイトの女子、全員好きでした』(読売テレビ・日テレ)

24年最大の掘り出し物であり、個人的には迷いなくベストにあげられる名作。

“甘酸っぱくもホロ苦い学園ドラマ”ד個人の肯定と再生を描くヒューマンドラマ”をかけ合わせた作品ジャンル、知名度や美しさではなく役に合う俳優をオーディションで選んだキャスティング、エッセイを連続ドラマに脚色した適切なプロデュース。いずれも最高レベルの仕事であり、これらの強みを併せ持つ作品は意外に少ない。

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