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PCテクノロジートレンド 2025 - GPU編「NVIDIA」を追う「AMD」と「Intel」

マイナビニュース / 2025年1月4日 10時0分

画像提供:マイナビニュース

2025年の幕開けに、パーソナルコンピュータのハードウェア技術の動向を占う毎年恒例の特集記事「PCテクノロジートレンド」をお届けする。本稿はGPU編だ。近年、コンピュータハードウェアの中でもとりわけ注目を浴びるのがこのGPUであり、その中でも独走状態と言えるのがNVIDIAであるのだが、2025年はついにNVIDIAのBlackwellが市場に出てくる。追う立場のAMDとIntelがどう立ち向かうのか、ロードマップをまとめてみたい。

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2025年のNVIDIA GPU - Blackwellが来る! RTX 5000をCESで解禁へ

長らくGeForce RTX 4000シリーズのまま続いてきたNVIDIAのコンシューマ向けGPUであるが、やっと2025年になって後継製品が出るようだ。もっとも過去の歴史で言えば

GeForce GTX 900シリーズ : 2014年9月
GeForce GTX 1000シリーズ: 2016年5月
GeForce RTX 2000シリーズ: 2018年8月
GeForce RTX 3000シリーズ: 2020年9月
GeForce RTX 4000シリーズ: 2022年9月

という感じになっており、平均2年間隔で新シリーズ投入という感じだから、すごく遅れたという訳でも無い。こんな風に2年毎に新製品というのは、もはやアーキテクチャよりもプロセス微細化の方が性能向上に効く(プロセスを変えずにアーキテクチャだけいじっても、そんなに性能が上がらない)関係で、新プロセスノードが利用できる様になるごとに新製品を投入しており、これが大体2年に1回程度だからという話である。

スマートフォン向けだと、例えばTSMCのN7とN7P、N6で別々のプロセスノードと見做してそれぞれ新製品を投入するという事もあるが、GPUの場合はロジック密度が大きく向上しないと大きな性能差に繋がらない。そうなるとN7からN5に移行するまで見送りとなり、この結果2年ほどの間隔になる訳だ。

もっとも2023年から2024年にかけて、NVIDIAの売上の大半はData Center向けのGPUに集中しており、しかも2024年発表のBlackwellは更に大きな売り上げに繋がると見られていた事で、エンジニアリングリソースをこちらに割いた結果として多少コンシューマ向けの開発が遅れても無理は無いだろう、とは思う。

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