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PCテクノロジートレンド 2025 - Chipset編「Intel」「AMD」

マイナビニュース / 2025年1月7日 10時0分

画像提供:マイナビニュース

2025年の幕開けに、パーソナルコンピュータのハードウェア技術の動向を占う毎年恒例の特集記事「PCテクノロジートレンド」をお届けする。本稿はChipset編だ。

昨年は"Chipset&NPU編"だった訳だが、NPUがChipsetからCPU側に移行するのと、2025年は余り大きな話が無いので、今回はChipsetに話を絞りたい。

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2025年のIntel Chipset - 間もなくIntel 800シリーズの普及版

2024年10月にArrow LakeベースのCore Ultra Series 2が発売された際に、一緒に発売されたのがZ890チップセット(Photo01)。

プラットフォームそのものが従来のLGA1700からLGA1851になってしまったので機械的な互換性はそもそもないのだが、ある意味当然ながら前世代と電気的な違いは割と少ない。なので技術的に言えば、Intel 600/700シリーズチップセットにArrow Lakeを繋ぐような変態マザーボードを作る事は可能かもしれないが、それをする意味があまりない様に思われる。まぁ多分マザーボードベンダー各社は800シリーズで製品ラインナップを一新するだろう。

さてそのIntel 800シリーズは現状Z890のみだが、これは発表されているCPUがKないしKF SKUのみに限られているからで、2025年に無印やK/T SKUが追加されると、OC動作を前提にしたZ890はオーバースペックであり、当然低コスト向けが出てくることになる。

現在聞こえてきている話(≠Intel公式情報)ではローエンドのB810、メインストリーム向けのB860、Business Client向けのQ870、それとWorkstation/Server向けにW880/W890が用意される(他にMobile向けにWM880とWM870が用意される:前者はMobile Workstation、後者はGaming Mobileなどを含むハイエンドモバイル向け)とされている。

さてこの仕様を現在判っている範囲でまとめたのが表1である。CPUとの接続は、H810/B860のみDMI Gen4 x4だが、他はx8。DMI Gen5はまだ当分来ない事になっているようだ。

Processor Overclock/Memory Overclockが出来る製品はZ890以外にGaming Mobile向けのHM870と、ワークステーション向けのW890に限られるのは当然であろう。

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