日本発のAIロボットや“転んでも痛くない床”に熱視線、CES 2025で見つけた先端ガジェット
マイナビニュース / 2025年1月7日 20時30分
リクルートのグループ会社でオンラインコーチングの「スタディサプリ」の事業を担当していた竹内孝太朗氏が立ち上げたスタートアップ、Monoxer(モノグサ)もCES Unveiledにブースを出展していました。
同社が手がけるサービスが、会社の名前と同じ「Monoxer」(モノグサ)という記憶定着をサポートする学習アプリです。ちょうどよいレベルの問題を、よいタイミングと分量を見計らいながら出題すると「確実に記憶定着の状態まで到達する」ことに着目して開発されたアプリが、現在はさまざまな学校や企業に、学問のため、あるいは社員研修の用途などに採用されています。出題のAIアルゴリズムは同社が独自に開発しており、さまざまな用途に向けてカスタマイズができる仕組みも整っています。
Monoxerの開発により得た知見を活かして、同社は新たに幼児・小学生向けの家庭学習アプリ「Monoxer Junior」の提供を始めました。子ども向けのアプリはゲーム感覚で学べるようにユーザーインターフェースなどを工夫しています。独自のクイズ生成アルゴリズムに関しては、複数の特許が取得できているといいます。
ユーザーインターフェースを各国の言語に対応することで「海外進出も可能」という決断から、今回初めてCESに出展したそう。国や文化によっても異なる学習スタイルにMonoxerのテクノロジーがどのようにフィットするのか、反響が楽しみです。
著者 : 山本敦 やまもとあつし ジャーナリスト兼ライター。オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。独ベルリンで開催されるエレクトロニクスショー「IFA」を毎年取材してきたことから、特に欧州のスマート家電やIoT関連の最新事情に精通。オーディオ・ビジュアル分野にも造詣が深く、ハイレゾから音楽配信、4KやVODまで幅広くカバー。堪能な英語と仏語を生かし、国内から海外までイベントの取材、開発者へのインタビューを数多くこなす。 この著者の記事一覧はこちら
(山本敦)
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