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スマホ写真&動画、保存の悩みを一挙解決 UGREENのNASキット「NASync」レビュー

マイナビニュース / 2025年1月15日 21時0分

Webブラウザーやパソコン用ソフトのほか、iOSやAndroid用のモバイルアプリも用意しており、パソコン用ソフトと同様にすべての機能が利用できます。スマホやタブレットでも使い勝手が悪くなることがないのは、スマホ時代にマッチしたNASとして好印象です。

「同期とバックアップ」のアプリを利用すれば、写真や動画を保存したフォルダを指定するだけで、パソコンのSSDやUSB HDD、SDカードなどのデータを手間なくバックアップできます。デジカメで撮影した写真をWindowsパソコンの「ピクチャ」フォルダに保存している人は、ピクチャフォルダをバックアップするように指定しておけば、新しいデータをパソコンに保存すると自動的にNASにバックアップしてくれます。

スマホ版の同期とバックアップを利用すれば、スマホ内の写真や動画のデータをワイヤレスでまるごとバックアップできます。iPhoneを使っていて「iCloudの容量がいっぱいです」とメッセージが出てiCloudの契約容量を増やすかどうか悩んでいる人は、すべての写真や動画をNASにバックアップすればiPhone内の写真や動画を削除できるので、容量不足問題が一気に解決できます。後述する「写真」アプリを使えば、バックアップした写真や動画が外出先からでも参照できるので問題ありません。

バックアップした写真や動画は「写真」のアプリで参照できます。Googleフォト的な機能を持っており、人物の顔や撮影場所で分類して一覧で表示する機能も搭載します。被写体認識機能をオンにすれば、動物や乗り物などでも分類できます。ただし、機能はいささか簡素で、他社のNASキット利用できる同種の写真アプリと比べると検索機能などに物足りなさを感じます。

クラウドストレージにつきものの悩みを解消してくれる

スマホは5000万画素クラスの高画素モデルが増え、動画は4K画質が標準になり、スマホの内蔵ストレージやiCloudなどのクラウドストレージの容量をガンガン食うようになりました。ミラーレスカメラは高速連写で一瞬をとらえられるようになり、運動会などのイベントがあれば軽く数百メガバイトのデータを量産するように。かといって、クラウドストレージの保存容量を数テラバイトに引き上げてしまうと月々の利用料金が数千円に跳ね上がるので、不要な写真や動画をわざわざ手作業で削除している人も多いのでは?

そもそもクラウドストレージについては、プライバシーを重視したiCloudは問題ないものの、Googleフォトなどの一部サービスは家族や行動などのプライバシー漏洩や、生成AI学習での意図せぬ利用の可能性があることが懸念されています。子どもと一緒にお風呂に入った時の写真をGoogleフォトに保存したら、Gmailを含むすべてのGoogleアカウントが利用停止になった、という話もあり、「クラウドストレージに個人の写真を上げるべきではない」という考えも広まりつつあります。

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