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投資の見直しはなぜ必要? タイミングはいつ? 押さえておきたい「リバランス」の重要性を解説

マイナビニュース / 2025年1月21日 7時30分

資産を元の配分比率に戻すことを、「リバランス」といいます。リバランスは、値上がりして配分が増えたものを売り、値下がりして配分が減ったものを買い増すのが基本的なやり方です。

たとえば、株式50%・債券50%の比率で保有していたけれど、株式市場の上昇によって株式70%・債券30%に比率が変わってしまったとします。その場合、株式の一部を売却、もしくは債券を買い増すことで、株式50%・債券50%の比率に戻すのです。

配分比率がずれたままだと、リスク(価格変動)が大きくなり過ぎたり、期待した収益が得られなくなったりする可能性があります。そのため、保有資産を定期的に見直し、調整することが重要です。
■リバランスのタイミングややり方、リアロケーションとの違い
<リバランスのタイミングと方法>

リバランスは、四半期・半年・1年ごとなど期間を決めて定期的に行うという考え方が一般的です。ただし、金融商品によっては購入や売却に手数料がかかり、また、値上がり益からは税金が差し引かれます。あまり頻繁にリバランスを行うとコスト負担が大きくなるため、注意しましょう。

定期的に見直す以外にも、相場が大きく動き、リスク許容度を超えるような配分変化が起きた時のみリバランスを行うという考え方もあります。

次に、リバランスの具体的な方法を確認してみましょう。リバランスには主に、以下の2通りの方法があります。

1.運用資産内で調整する方法

一つめは、保有する資産の中で比率の大きくなってしまった資産を売却し、比率の小さくなった資産を購入して運用資産内でリバランスする方法です。

たとえば、株式50%・債券50%の比率が株式60%・債券40%になってしまい、株式60万円・債券40万円を保有している場合、株式を10万円分売却し、その代金で債券を10万円分購入してリバランスを行います。

2.新たな資金で調整する方法

もう一つは、比率の大きくなった資産は売却せず、比率の小さくなった資産に新たな資金を投入してリバランスする方法です。

たとえば、株式50%・債券50%の比率が株式60%・債券40%になってしまい、株式60万円・債券40万円を保有している場合、債券を20万円分追加購入して株式60万円・債券60万円となるようリバランスを行います。

なお、資産配分の見直しは、資産の配分比率が変わった時だけでなく、ライフステージに変化が起きた時にも必要です。たとえば、独身のうちは株式中心など、リスクが大きい代わりにリターンも大きくなるようなポートフォリオで運用していたとします。

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