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投資の見直しはなぜ必要? タイミングはいつ? 押さえておきたい「リバランス」の重要性を解説

マイナビニュース / 2025年1月21日 7時30分

しかし、結婚して子どもが生まれ教育費という新たな支出が加われば、取れるリスクは減少するため、債券中心などより安定的なポートフォリオに調整する必要があります。

ただし、転職した、病気で入院したなど生活に変化があるたびに資産の見直しを行うと、かえって投資の効率が悪くなってしまいます。資産の見直しは、多くても年2回を限度に行いましょう。

ライフステージの変化による資産配分の見直しは、リバランスというより「リアロケーション」という資産配分そのものの見直しに当てはまります。次に、リバランスとリアロケーションの違いについて見ていきましょう。
<リアロケーションとの違い>

リバランスと似た言葉に、「リアロケーション」があります。リアロケーションとは、資産配分そのものを見直すことです。ライフステージの変化に伴って運用方針が変わった場合は、どのような資産配分が適切なのか検証し、ポートフォリオの変更を行います。

たとえば、30〜40代では収益性を重視し、株式70%・債券30%の比率でポートフォリオを設定していたとします。しかし、退職してセカンドライフを送る場合は、安定性を重視し、株式30%・債券70%といったポートフォリオに設定し直す必要があります。

リバランスとリアロケーションの違いをもう少しまとめると、リバランスとははじめに設定した資産配分に調整し直すことで、資産配分そのものは変える必要がありません。一方、リアロケーションとは資産配分そのものを見直すことですので、資産配分を変える必要があります。

また、リバランスは当初の投資目的やリスク許容度を変えることはないのに対し、リアロケーションは投資目的やリスク許容度を変更します。

なお、リアロケーションは経済状況や世界情勢に大きな変化があった場合に行うこともあります。たとえば、これまでは海外市況が好調で海外の資産を多く保有していたけれど、経済動向が変化して国内市況が好調になったため、国内の資産を多めに保有するようリアロケーションを行う、というケースです。
■押さえておきたいリバランスのポイント

安定的な運用や、期待した収益確保のためには欠かせないリバランス。最後に、リバランスを行う際に押さえておきたいポイントを確認しましょう。
1.はじめに設定したポートフォリオは崩れていないか

リバランスの基本は、当初設定したポートフォリオが崩れていないか確認することです。資産のバランス配分は、市場の動きによって常に変化していますので、目標とする資産配分が維持されているか確認します。その際、

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