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不足する大学発スタートアップの経営人材、人材確保支援に乗り出したマイナビ

マイナビニュース / 2025年1月17日 16時52分

MPMとして、そうした経営人材と研究人材をマッチングに向けて2025年にはいろいろな取り組みを推進していくことが予定されているという。「そうした取り組みを通じて、大学発スタートアップに対する注目を高めて、より多くの人の興味を引くことを目指す」(同)とする。その第一弾となる取り組みが、すでに2024年の下期より開始したインキュベートプログラムによるアントレプレナーシップ教育だという。

これは博士課程人材や博士研究員(ポスドク)、アカデミアに残るか就職かを決めきれていない学生、アカデミアに残りたい気持ちがありつつも難易度の高さから他の選択肢を模索している学生、事業化に興味がある学生などを対象としたもので、最終的にはGAPファンド採択(資金調達)を目指すところまでを専門人材がメンタリング伴走支援を行う取り組みとなっている。

1月25日(締切りは1月20日)にはオンラインで、1月26日(締切りは同じく1月20日)に名古屋でリアル開催の形で、それぞれ初日(時期を分けて全部で4日間の日程)が開催される予定となっている。

また、それとは別に、事業化の意思のある研究シーズ、またはすでに起業済みの大学発スタートアップの求人を集め、経営者候補を無償にてアサインしていくマッチング事業も2024年11月より開始した。

主に経営経験者と大学発スタートアップのマッチングを目的とした取り組みで、同社のプロ人材サイト「スキイキ」に登録してもらう形でマッチングを進めていく予定。今後は、より大学発スタートアップに対する理解を深めるためのリアルイベントの開催を通じて、シーズを持つ研究者と経営層への参画希望者との深い対話が可能な場所を設けることも予定しているという。

「リアルイベントへの参加に向けて専用の応募フォームを用意するので、スキイキに登録していなくても、まずはそちらに登録してもらって、イベントを通して実際に手ごたえを感じてもらった後にスキイキに登録してもらうといった流れも考えている。イベントはイベント、スキイキはスキイキで個人情報を分けて管理させてもらっているので、勝手にイベントに参加したからといってスキイキに情報が行くことはないのですが、イベントを通じて大学発スタートアップに興味を持ってくれたことをスキイキ登録時に伝えてもらえれば、話が伝わりやすいように枠組みは作らせてもらっています」(同)と、事業部の枠を超えて、全社的に大学発スタートアップの成長を支援する体制整備を社内で進めているとする。

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