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「実家じまい」を考え始めたら - 進め方は? いくらかかるのか費用の目安も解説

マイナビニュース / 2025年1月16日 11時25分

画像提供:マイナビニュース

お正月の帰省で高齢の親と接し、「実家じまい」を考え始めた方もいるかもしれません。「実家じまい」のタイミングは、相続が発生したときや、親が施設に入居したときが考えられますが、親が元気なうちに検討しておくことは、後のトラブルを防いだり、費用を抑えたりすることにつながります。あまり考えたくはないけれど、「実家じまい」は遅かれ早かれ、多くの人に訪れる人生のイベントです。本記事では、その大まかな流れや費用について解説します。

「実家じまい」ってどうやってする?

「実家じまい」とは文字通り、実家を売却・処分して、しまい(終わり)にすることです。何とも寂しい話ですが、実家に親だけが住んでいるケースでは避けては通れないものです。

「実家じまい」を進めるタイミングとして、以下のような場面が考えられます。

相続が発生したとき
親が施設に入居し実家が不要になったとき
親が住み替えを考えたとき

相続以外は、親と相談しながら進めることができます。その際、兄弟・姉妹がいる場合は、全員で意見を共有することが大事です。

それでは、「実家じまい」の進め方をみてみましょう。
1.家族で話し合って方向性を決める

家族みんなで話し合って、実家の処分方法を決めます。方向性として次の4つが考えられます。

現況のまま売却する
解体して売却する
解体して別用途で利用する
賃貸物件として活用する

売却して手放す以外にも、建物はそのままにして賃貸に出す、解体して駐車場にするなどの方法もあります。手放さない場合は後の維持・管理問題も含めて考えておく必要があります。

方向性を決めるにあたっては、建物の状態や立地などが重要になります。不動産業者に査定を依頼して客観的な情報を得ましょう。
2. 不用品の処分・片付けをする

方向性が決まったら、不用品を処分したり譲ったりして、家の中を片づけ始めましょう。

ここで注意したいのは、親が亡くなって相続開始となった場合の不用品の処分です。不用品も含めて相続財産となるので、相続人の1人が勝手に処分するとトラブルに発展する恐れがあります。相続人全員で遺産を把握し、同意の上で不用品の処分を始めましょう。また、相続放棄を考えている場合は、家の片付けによって相続放棄ができなくなる可能性があります。家の片付けが遺品整理に着手したことになり、相続を認めた扱いになるからです。

親が存命中の不用品の処分はすぐに始められますが、親の意見が入ってくるため、なかなか処分が進まないという状況に陥りがちです。思い出の詰まったものは簡単には捨てられないでしょう。

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