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Lunar LakeとMeteor Lake全面対決! 新旧Core Ultraの実力を同じボディのノートPCで徹底比較する

マイナビニュース / 2025年1月16日 16時47分

DirectX 11ベースのFire Strikeで約1.8倍、DirectX 12ベースのSteel Nomad Ligthで約2倍もCore Ultra 7 258Vが上回った。CPU以上にGPUの性能差は大きいと言える。

実ゲームではどうか。ここでは、定番FPSの「Apes Legends」、格闘ゲームの「ストリートファイター6」、オープンワールドゲームの「サイバーパンク2077」を用意した。Apes Legendsは、射撃訓練場の一定コースを移動した際のフレームレート、ストリートファイター6はCPU同士の対戦を60秒間実行した際のフレームレートをそれぞれ「CapFrameX」で計測。サイバーパンク2077はゲーム内のベンチマーク機能を利用した。

どのゲームもフルHD解像度かつ最低レベルの画質設定だが、Core Ultra 7 258Vなら快適にプレイできる目安である平均60fpsをクリア。ストリートファイター6は対戦時だと最大60fpsなので、ほとんどのシーンで最大フレームレートが出ていると言ってよい。サイバーパンク2077は、アップスケーラーとフレーム生成を組み合わせた描画負荷軽減技術のFSR 3を有効にしているとは言え、重量級と呼ばれるゲームも遊べるのはうれしいところだ。ビジネス向けのノートでもゲームをプレイできるというのは、非常に大きな強み。その一方で、Core Ultra 7 155Uはどれも快適に遊ぶには厳しいフレームレートしか出ていない。GPU性能には大きな差があるのが分かる。

AI性能もチェックしてみよう。様々なAI推論エンジンを実行してスコアを出す「Procyon AI Computer Vision Benchmark」を使用する。テストはすべてOpenVINO(integer)に設定、CPU、GPU、NPUのそれぞれで実行した。

Core Ultra 7 155Uに対して、とくにGPU、NPUが強化されているだけあって、スコアに大きな差が出ている。現在のAI処理はGPUが使われることが多く、今後NPU対応するアプリが増えることが予想されているだけに、AIの活用を考えているならCore Ultra 7 258Vを選んだほうがよいだろう。

エンコード性能はどうだろうか。どちらの内蔵GPUにはH.264/H.265/AV1のハードウェアエンコードに対応したQSV(Quick Sync Video)が搭載されている。ここでは、エンコードアプリの「HandBrake」を使って、約3分の4K動画をH.265のフルHD解像度にQSVを使って変換するのにかかる時間を測定した。

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