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日本No.1ヘッドハンターが教える、強いキャリアのつくり方 第5回 「社会課題解決」×「ハイキャリア」を実現する方法

マイナビニュース / 2025年1月21日 16時0分

画像提供:マイナビニュース

戦略コンサルタント、投資銀行・ファンド、外資系エグゼクティブ、起業家など1000人を超えるビジネスリーダーのキャリアチェンジを支援してきた渡辺秀和氏(株式会社コンコードエグゼクティブグループ 代表取締役社長CEO)が、キャリアアップを目指すビジネスパーソンの疑問・お悩みに答えます。

今回のお悩みは「仕事として社会貢献活動に携わりたいのですが、年収面が不安でなかなか転職に踏み出せません」です。

Q. 仕事として社会貢献活動に携わりたいのですが、年収面が不安でなかなか転職に踏み出せません
A. 近年、「社会課題の解決」と「ハイキャリア」を両立できる仕事が増えています

○ソーシャルビジネスに吹く「追い風」

ビジネスの枠組みで社会課題の解決に挑む「ソーシャルビジネス」が存在感を増しています。SDGsやESG投資を推進する有名企業をはじめ、先端テクノロジーを活用するソーシャルスタートアップ、異業種間連携による取り組みなど、ソーシャルビジネス関連の経済ニュースを目にしない日はありません。

このような中、「社会課題解決系の仕事に就きたい」という志を持つ方々が増えています。ビジネスパーソンのキャリア設計を支援する私たちの会社でも、そのようなご相談が急増している状況です。また、私が大学で担当するキャリアデザインの授業では、就職先を考える際の基準として「社会的インパクト」と「やりがい」を重視している学生が多く見受けられるようになりました。

一方で、「社会貢献系の仕事は収入が低いのでは」と懸念する声も、いまだに多く聞かれます。

確かに、以前の社会貢献系の求人に、高年収の条件が少なかったのは事実です。しかし近年は、社会貢献系の仕事においても十分な報酬を得られるポジションが増えています。背景には、テクノロジーの急速な進展や行政による規制緩和などにより、高い収益性を保ちながら社会課題の解決に取り組めるビジネスチャンスが広がったことがあげられます。

また、ESG投資の拡大も要因のひとつです。2023年度時点で、社会的リターンと経済的リターンを同時に追求する「インパクト投資」の残高は、国内で約11.5兆円(※)という報告もあります。前年度からほぼ倍増するなど右肩あがりの成長を続けており、今後もさらなる拡大が見込まれます。ソーシャルビジネスは今、まさに追い風なのです。

※日本におけるインパクト投資の現状と課題 -2023年度調査-(GSG国内諮問委員会)
○収入面の懸念を払拭する、社会貢献系・3つのキャリア

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