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Windows Terminal ベスト設定 第18回「Sixcelグラフィックス基礎編」

マイナビニュース / 2025年1月17日 16時17分

※Ubuntu(Linux)の場合
sudo apt update
sudo apt install imagemagick -y

※Windowsの場合(事前にWingetのインストールが必要)
winget install ImageMagick.ImageMagick

ImageMagickでは、端末内で、

magick <画像ファイルパス> <オプション> sixel:

とすることで、Sixelエスケープシーケンスが出力され、端末内に画像ファイルを表示することができる。

デジカメなどの画像ファイルは、Sixelで端末内に表示するには、大きすぎるので「-resize 40%」などといったオプションの指定が不可避である。

また、Linuxには、「LibSixel」がある。付属コマンドとして、img2sixelがあり、画像ファイルをターミナル内に表示できる。

インストールは、Linuxのパッケージマネージャーで行う。debian/Ubuntu系なら、以下のコマンドでimg2sixelコマンドが利用可能になる。

sudo apt install libsixel-bin

なお、同時に「libsixel1」(ランタイム)もインストールされる。

使い方としては、

img2sixel 画像ファイルパス -w 800px

などのようにする。img2sixelコマンドにはmanページも用意されているが、通常は、「-w <ピクセル単位幅>px」、「-h <ピクセル単位高さ>px」で、ウィンドウ内に収まるように調整するぐらいだ。

前述のようにターミナルのSixelは、カラーパレットで最大256色表示なので、デザリングやパレット定義を使って、フルカラー画像を表示している。一般に、フルカラー画像であっても、フルカラー(RGB各8bit。約1678万色)すべてを使うことはないため、カラーパレットの定義で対応可能な場合もある。

画像内で使われている色数が256色に比べて多い場合、「デザリング」(通信のテザリングと混同しないように注意)を使い、複数ドットで色を近似させる。img2sixelでもデザリング処理が行われており、そのアルゴリズムは「-d」オプションで指定できる。サポートされているアルゴリズムを(表02)に示す。他のオプションなどに関しては、manページを参照されたい。

Sixelエスケープシーケンス

次は、Sixelグラフィックのエスケープシーケンスを見ていくことにしよう。WindowsターミナルのSixelグラフィックスは、旧DEC社のVT-300シリーズのエスケープシーケンスをベースとしている。

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