1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

Windows Terminal ベスト設定 第18回「Sixcelグラフィックス基礎編」

マイナビニュース / 2025年1月17日 16時17分

なお、Sixelのアスペクト比は、後述するRaster Attributesで、Sixel 1文字単位で指定が可能である。エスケープシーケンス内のアスペクト比は、Raster Attributes/アスペクト比のデフォルト値を指定するものだ。

「<背景色モード>」は、Sixelピクセルの0の値が現在の色を維持するか、デフォルトの背景色とするのかを切り替える。この値が0または2の場合、Pixelピクセル中の0は、ピクセルをデフォルトの背景色で描画する。1の場合には、ピクセルは元の値のままとなる。

「<水平グリッドサイズ>」は、ピクセルの横方向の大きさを指定するものだが、VT300シリーズでは、固定した値が使われており、この指定は無視されている。
Sixel文字

Sixel文字は、大きく、「カラーレジスタ指定」と「Sixelピクセル指定」、「Sixel特殊文字」の3つに別れる。

「カラーレジスタ指定」は、「カラーレジスタ定義」と「カラーレジスタ呼び出し」の2つがある。「カラーレジスタ定義」は、カラーレジスタ(パレット)に具体的な色を定義するもので、RGBあるいはHSLで色指定が行える。具体的には、

“#” <レジスタ番号> “;” <カラー指定方式> “;” <カラー指定>

というパターンを取る。<レジスタ番号>は、0から255が指定可能で、0はPixelピクセルの0のビットに対応する色(背景色)となる。このためPixelピクセルの1のビットに対応する色(描画色)には、1から255の値を使う。

なお、このカラーレジスタは、一般的にいう「カラーパレット」であり、同じカラーレジスタ番号のピクセルは、最後に定義したカラーレジスタ定義に従う。逆に言うと、異なる色を定義して一回描画しても、あとからカラーレジスタ定義で指定した色に変えることができる。

「カラー指定方式」には、RGBとHSLの2つの方式が利用できる。RGB方式では、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3原色の割合を0から100%の数値で表す。

これに対してHSLは、色をHue(色相)、Saturation(彩度)、Lightness(輝度)の3つのパラメーターで色を表す。色相は、0から360°(0°が赤、120°が緑、240°が青、360°は0°と同じ赤)、彩度と輝度は0から100%の値で表す。

「カラーレジスタ呼び出し」は、“#”に続けてカラーレジスタ番号を指定したもの。たとえば「#254」とすれば、254番のカラーレジスタを表示色に指定したことを意味する。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください