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Windows Terminal ベスト設定 第18回「Sixcelグラフィックス基礎編」

マイナビニュース / 2025年1月17日 16時17分

Sixelグラフィックスは、ターミナルの文字サイズを基準に表示ドットのサイズが変動する。ターミナルのプロファイル指定で大きな文字を指定すれば、大きなドットが使われ、Sixelグラフィックスと文字サイズの関係は常に一定になる。

ターミナルのウィンドウ内がx文字、y行の場合、Sixelグラフィックスは最大10xドット×20yドットの解像度となる(Y方向はアスペクト比で変わる)。たとえば、80文字30行なら、最大800(=80×10)×600(=30×20)ドットのグラフィック表示が可能になる。

Sixelの表示には、「Sixel Display Mode(SDM)」があり、これをオンオフすることで、動作が切り替わる。Sixelの表示モードには、ユーザー定義文字の描画を想定した「スクロールモード」と、グラフィックスの表示を想定した「非スクロールモード」がある。これをSixel Display Modeで切り替える(表03)。デフォルトはスクロールモードが有効(SDM無効)になっている。

Sixelグラフィックス描画のエスケープシーケンスは、

CSI <アスペクト比> ";" <背景色モード> ";" <水平グリッドサイズ> ";" "q" <Sixelグラフィック文字> ST

だが、オプション指定をすべて省略して以下のようにも指定できる。

CSI "q" <Sixelグラフィック文字> ST

「<アスペクト比>」は、Sixelの描画ピクセルの縦横比を表す数値を指定する。ただし、横幅は常に1ピクセルと固定になるため、アスペクト比は、実際には縦方向のピクセル数を表す。(表04)は、アスペクト比の指定値と縦横比および縦ピクセル数などを示すものだ。簡単にいうと、アスペクト比を指定することで、1 Sixelピクセルの縦方向の長さ(ドット数)を指定できる。Sixel文字に対応する縦方向のピクセルサイズは、このドット数に6をかけたものになる。たとえば、7(アスペクト比 1:1)が指定されたとき、Sixel文字の1ピクセルは1ドットとなり、Sixel文字は6ドットとなる。これは、デフォルトの「2:1」の半分になるため、ターミナルの1文字は20ピクセル、Sixel文字で3文字と2ピクセルに相当する。

同じく2(同5:1)が指定されると、Sixelピクセルは、5ドット分となり、1つのSixel文字は、30ドットに相当し、1文字は、4ピクセルで表すことが可能になる。

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