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冷凍室の食材への霜つきをおさえる「霜ブロック」、その仕組みは? - 日立グローバルソリューションズ 冷蔵庫新製品メディアセミナー

マイナビニュース / 2025年1月17日 21時49分

画像提供:マイナビニュース

●「霜ブロック」の訴求が加わった「らくうま!ひろin冷凍プラス」
日立グローバルライフソリューションズは1月16日、従来からの「らくに冷凍」「おいしく保存」といった機能に加え、新たな訴求ポイントとして「霜つきを抑える」を謳う「らくうま!ひろin冷凍プラス」採用の冷蔵庫新製品4タイプ8機種を発表しました。同日には新製品を紹介するメディアセミナーも開催されましたので、その様子をレポートします。

○大容量/使いやすさなどに加え、「鮮度よく保存」も重視

メディアセミナーで説明にあたったのは、同社 ホームソリューション事業部 プロダクトイノベーション推進本部 商品企画部 冷蔵庫グループ 主任の兼坂尚宏氏。同氏はまず、製品開発の前提となる市場ニーズについて、共働き世帯の増加や環境意識の高まりといった背景から、まとめ買い・作り置きに対応できる大容量と、家事効率を上げられる使いやすさ、食品ロスを減らせる管理しやすさ、省エネ・節電といった価値が冷蔵庫に求められると紹介しました。そして同社としては、「鮮度がよい状態で保存できる」ということも重視していきたいと言います。

そういったニーズを踏まえて発売されるのが、今回の新製品です。「GZCタイプ」はガラスドアを採用して真空氷温ルームを装備した、スタイリッシュなプレミアムモデルといった位置づけ。「HXCCタイプ」はガラスドアに冷蔵庫カメラを装備、「HXCタイプ」はガラスドアだが冷蔵庫カメラは非搭載。「HWCタイプ」は鋼板ドアのモデルとなっている。製品の詳細については、発表時のニュース記事(HXCC/HXC/HWC各タイプ、GZCタイプ)も合わせてご参照ください。

○「霜ブロック」の訴求が加わった「らくうま!ひろin冷凍プラス」

今回発表された新製品群で、共通して訴求されているのが「らくうま!ひろin冷凍プラスです。

日立の冷蔵庫ではこれまで、1段目に大型アルミトレイを搭載した3段ケース、肉のうまみ・野菜のビタミンCを守る「デリシャス冷凍」といった特徴を備えた冷凍室を、「らくうま!ひろin冷凍」として訴求してきました。今回からは、それに霜つきを抑制する「霜ブロック」の訴求が加わり、呼称にも「プラス」が付け加えられています。

この「霜ブロック」のしくみを解説する前に、まず冷凍室内の食品に霜がついてしまうメカニズムを確認していきましょう。

冷凍室に食品を入れて閉めると、いったん上昇した冷凍室内の空気の温度が下がっていきますが、食品はその冷凍室内の冷気によって冷やされ、また冷気が届きにくい箇所もあるため、基本的に食品の温度は冷凍室内の空気の温度よりも高い状態が続いて周囲の冷気との間に温度差が生じます。この温度差があると食品内の水分が昇華(蒸発)するため、食品は乾燥し、庫内の空気が水分を含むようになります。

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