冬の感染症シーズンに備える! 最も効果的な対策と受験当日にできることは【医師解説】
マイナビニュース / 2025年1月18日 10時0分
受験シーズン真っ只中の冬は、子どもたちの努力が実を結ぶ重要な時期です。しかし、同時にインフルエンザやノロウイルスなどの感染症が猛威を振るう季節でもあります。「試験直前に体調を崩したらどうしよう」と不安に感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。
大切な試験本番で実力を発揮するためには、日々の予防対策が欠かせません。本記事では、医師がすすめる最も効果的な感染症対策と、家庭で揃えておきたい必需品を総合内科専門医・感染症専門医の小幡 史明先生に詳しく解説してもらいました。受験生を健康で守るために、今からできることを一緒に確認していきましょう!
■今年流行している感染症は
――今年の冬に特に流行している感染症は何ですか? その特徴を教えてください。
小幡先生:今年の冬に特に流行している感染症には、以下のものがあります。
(1)インフルエンザ
特徴:インフルエンザウイルスは、毎年冬季に流行しますが、今年は特にA型インフルエンザ(H3N2型)が多く報告されています。急激な発熱、咳、喉の痛み、筋肉痛などが主な症状です。重症化するリスクも高く、特に高齢者や基礎疾患を持つ方に注意が必要です。
(2)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
特徴:新型コロナウイルスも依然として流行しています。オミクロン株の亜系統が主流で、軽症化傾向がありますが、感染力が非常に高いため、感染者数は依然として多いです。
(3)RSウイルス感染症
特徴:特に小児において、RSウイルスによる感染が増加しています。咳や喘鳴、呼吸困難を引き起こすことがありますが、重症化することもあるため注意が必要です。
――インフルエンザが例年より流行している背景には何があるのでしょうか。
小幡先生:インフルエンザが例年より流行している背景には、以下の要因が考えられます。
(1)免疫の低下
過去数年にわたり、COVID-19の影響でマスク着用や社会的距離を保つことが一般的でした。その結果、インフルエンザウイルスへの曝露が減少し、集団免疫が低下しました。このため、感染が広がりやすくなっています。
(2)ワクチン接種率
インフルエンザワクチンの接種率が前年よりも低下している地域もあり、これが流行の一因となっています。特に高リスク群での接種が不十分な場合、重症化のリスクが増加します。
(3)ウイルスの変異
インフルエンザウイルスは毎年変異し、新たな亜型や変異株が出現します。今年は特にH3N2型が流行しており、これが感染の拡大に寄与しています。
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