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AI PCの出荷は全体の15%にとどまるも、OMENゲーミングPCにも最新AI機能を拡大へ - 日本HP事業戦略発表会

マイナビニュース / 2025年1月21日 17時55分

画像提供:マイナビニュース

○AI PCは個人向けノートパソコンだけではなく、ゲーミングパソコンにも拡大

日本HPは、2025年1月16日に事業戦略発表会を開催しました。発表会では4名のスピーカーが登壇しましたが、全体の総括を行った岡戸社長と、新しく登場するAI PCのラインナップと特徴を説明したパーソナルシステム事業本部事業本部長の松浦 徹 氏の内容を中心にお伝えします。

AI PCに関しては、パーソナルシステムズ事業本部長の松浦氏が説明しました。2024年はAI PC元年としてHPも個人向けのAI PCを発売していますが、2025年はAI PCを法人向けやゲーミングパソコンにも拡大します。また、法人向けセキュリティ「HP Wolf Security」によるセキュリティやプライバシー保護とHP eSIM ConnectやPolyを使ってハイブリッドワークの強化も行います。

AI PCは従来クラウド側で行っていた複雑なAI処理をPC内部で行う事ができるもので、よりパーソナライズされた体験とスピードに加え、外部にデータを送信しないため、セキュリティやプライバシー保護やコスト削減に役立ちます。

いっぽうで、AI PCだからこんなに便利という事例がまだ少なく、使いこなしにもコツが必要という事もあり、市場の過半数がAI PCという状態にはまだなっていません。

昔インテルが仕掛けたCentrino(無線LAN内蔵ノートパソコンに付けたブランド)やUltrabook(薄型軽量パソコンカテゴリ)のように名前が表舞台から消えても市場で一般的になるというのはまだ先になりそう。

次世代AI PCのラインナップの新製品として、個人向けにはオールインワン製品とOmen MAX 16を提供します。法人向けのノートパソコンとしてはElitebook X G1a、EliteBook X G1i。モバイルワークステーションのZbook Ultra G1aと、小型デスクトップワークステーションのZ2 Mini G1a Workstationが登場します。

Elitebook X G1i AI PCとElitebook X G1a AI PCには、Polyの技術を使ったwebカメラや機械学習でファンの静音性を高めるSmart Senseを搭載します。

さらに生産性を高めるためのツールとして「HP AI Companion」も提供します。プロンプトを入力してQ&Aやインサイトを得ることができます。これはGPT 4oを使用したクラウド利用ですが、個人ファイルを入れたことでカスタムライブラリを構築したり、PCのデータを使用したパフォーマンスを可視化するツールも含まれており、この分析やパフォーマンスの機能はNPUを使用したローカルAIとなっています。

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