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年収1200万円で子ども3人育てられるのか - 試算してみた

マイナビニュース / 2025年1月23日 10時15分

画像提供:マイナビニュース

最近SNS上で、「年収1,200万円では子ども3人は育てられない」といった投稿が話題となっていました。年収1,200万円は高所得層ですが、それでも3人育てるのは厳しいとなれば、少子化は一層進むことになるでしょう。そこで本当に、年収1,200万円で子ども3人は厳しいのか、教育費や生活費に関するデータを使ってシミュレーションしてみました。

年収1200万円の手取りはいくら?

2023年の国税庁の調査によると、日本の給与所得者の平均年収は460万円です。世帯年収が1,200万円を超える世帯は全世帯の6.7%です。これらのデータから年収1,200万円は高所得層であることは間違いないでしょう。しかし、子育て世帯では、年収1,200万円でも苦しいという声がSNSで聞かれることから、年収1,200万円の実態をみていきたいと思います。
年収1200万円の手取り

年収1,200万円(月収100万円)の手取りはおよそ930~970万円※となります。税金と社会保険料で230~270万円ほど引かれています。これは1人で1,200万円稼いでいるケースですが、世帯年収1,200万円(夫年収600万円、妻年収600万円)ではどうでしょうか。

年収600万円の手取りはおよそ480~500万円※なので、夫婦を合わせた世帯の手取りはおよそ960~1,000万円となります。1人で1,200万円稼ぐよりも夫婦合わせて1,200万円稼いだ方が、手取りが30万円ほど多くなる計算です。
●1人で年収1200万円稼ぐケース

手取りおよそ930~970万円
●夫婦で1200万円(600万円×2)稼ぐケース

手取りおよそ960~1,000万円

※住んでいる地域や配偶者の収入、子どもの数、年齢などによって異なります。
年収1200万円は所得制限にかかりやすい

2024年10月から児童手当の所得制限はなくなりましたが、それまでは年収1,200万円は特別給付の5,000円すら給付されない状態でした。夫婦共働きで世帯年収1,200万円(夫婦600万円ずつ)の場合は、所得制限にはかからず満額もらえたことを考えると、1人で1,200万円稼ぐのは損と言える状況でした。

現在、児童手当の所得制限は撤廃されていますが、子育て関連の制度で、所得制限がある制度はまだまだあります。年収1,200万円では支援が受けられない制度をみていきましょう。
*幼児教育無償化

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