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年収1200万円で子ども3人育てられるのか - 試算してみた

マイナビニュース / 2025年1月23日 10時15分

3歳から5歳までの子どもの保育料は全世帯無料ですが、0歳から2歳までの子どもの保育料は、住民税非課税世帯は無料ですが、それ以外は所得が上がるに従って、保育料が上がっていくシステムになっています。保育料は市区町村ごとに決めることができるため、自治体によって異なります。

横浜市の場合、年収1,200万円は利用料の上限にあたり、第1子は月額7万7,500円、第2子は月額4万2,600円、第3子以降は無料となります。

東京都は現在、0歳から2歳までの保育料について、第2子から無料としていますが、2025年9月から第1子も無料とする方針を示しています。
*高校の授業料無償化

高校の授業料支援は、国の支援と国の支援の上乗せとなる都道府県の支援があります。国の支援は年収910万円(※)未満の世帯が対象となり、年収1,200万円は支援の対象外です。

※両親・高校生・中学生の4人家族で、両親の一方が働いている場合の目安

都道府県の支援はさまざまであり、東京都は2024年度から、大阪府は2024年度から段階的に、所得制限を撤廃して完全無償化を行っています。
*大学無償化

大学無償化の対象となる所得基準は低く、住民税非課税世帯とそれに準ずる世帯が対象となっています。そのため、年収1,200万円はもとより、平均的な年収の世帯でも対象とはなりません。

また、日本学生支援機構(JASSO)で奨学金を借りたい場合、年収1200万円は有利子の貸与型の奨学金もほぼ対象外となります。(子どもの数と年齢によっては借りられる場合あり)

このように、年収1,200万円は、0歳から3歳までの保育料が市区町村で決められた限度額までかかり、高校無償化と大学無償化は対象外、貸与型の奨学金も借りられないことがわかりました。
年収1200万円の家計収支

実際に、年収1,200万円の生活とはどんなものなのか、子どもが2人いる場合でシミュレーションしてみます。

<モデル家族>
夫: 年収1,200万円、妻: 専業主婦、子: 17歳と15歳(ともに私立高校に通う)
住宅ローンあり、マイカー所有、横浜市在住

●教育費

文部科学省「令和5年度子どもの学習費調査」によると、私立高校に通った場合、子ども1人の1年間の学習費総額は約100万円です。2人なので200万円になります。月額にすると約16万円です。
●住居費

国土交通省「令和5年度住宅市場動向調査」によると、三大都市圏の住宅ローン年間返済額の平均は179万6,000円です。これに管理費や修繕積立金を加えて年間200万円とします。月額にすると約16万円です。
●車の維持費

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