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岡安学の「eスポーツ観戦記」 第162回 『スト6』世界大会「カプコンカップ11」出場権をかけた「World Warrior JAPAN」レポート

マイナビニュース / 2025年1月24日 16時53分

試合は、いきなり2セット連取するもけ選手でしたが、ここからGO1選手が粘り逆3タテで逆転勝利となりました。もけ選手は個人戦での活躍がめざましい1年でした。配信やSFLのコメントでももけ節が炸裂し、プロ選手として大きく成長できたシーズンを過ごせたと感じます。

ルーザーズ2回戦は、ももち選手対カワノ選手、GO1選手対ひぐち選手です。ここはももち選手とGO1選手が勝利しました。

カワノ選手はキャラクター変更に手こずった印象ですが、それでもシーズン終盤には形にしてくるところはさすがです。ひぐち選手は数ある大会で優勝を重ね、最強の一角の1人でした。残念ながら大きな大会では結果を残せなかったので、来シーズンに期待したいところです。

次に行われたのはウイナーズファイナル。ふ~ど選手対おらりん選手の一戦です。WWのレギュラー大会やファイナルで大躍進のおらりん選手でしたが、その前に立ちはだかったのは大きな壁、ふ~ど選手。苦し紛れの無敵技もしっかりガードされるなど、思うようにいきません。そのままふ~ど選手が、落ち着いた老獪な戦い方で1ラウンドも取らせずに完勝しました。

ルーザーズセミファイナルでGO1春麗を倒したももち選手は、ふ~ど選手への挑戦権をかけ、おらりん選手と対峙します。ここはももち選手が3-0の完勝でベテランの力を見せつけました。

GO1選手は先述した通り、弾抜けSA2など、ほかのプレイヤーがあまりしないことをあたかも当然のようにやってのけ、唯一無二の存在感を出していました。リーグも含め、来シーズンも暴れそうな予感です。

おらりん選手は2024年に頭角を現し、唯一の非リーガーとしてファイナル進出でしたが、ベテラン勢2人に、0-3の洗礼を受けてシーズンが終了となりました。自分への自信とトップ勢の厚みを感じ取れた良い1年だったのではないでしょうか。来シーズンも期待ができそうです。

これで、グランドファイナルはももち選手対ふ~ど選手に決まりました。ウイナーズ2試合目と同じカードです。

グランドファイナルは、ふ~ど選手のドライブゲージが枯渇しがちな展開。バーンアウトすると、有利を活かし、ももち選手が猛攻をしかけます。これが功を奏し、リセットに成功。ウイナーズ1回戦はギリギリの展開で勝敗が決まっているので、どちらが優勢か、勢いがあるかは分からない状況です。

グランドファイナルリセット後1セット目はももち選手が勝利し、先行しますが、ここから修正したふ~ど選手が3セット連取。ももち選手の追い上げをみごとに止め、優勝しました。ふ~ど選手は昨年のWWでも優勝しており、そのときの相手が「忍ism Gaming」のヤマグチ選手だったので、2年連続でふ~ど選手が「忍ism Gaming」を撃破しての優勝になりました。

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