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鉄拳、“素顔公開”の反響に喜び 『べらぼう』絵師役でベテラン俳優の風格 浮世絵の猛特訓も明かす

マイナビニュース / 2025年1月25日 10時0分

画像提供:マイナビニュース

●現場で鉄拳だとなかなか気づいてもらえず「みんな半信半疑な顔を」
お笑い芸人の鉄拳が、1月26日に放送される『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)の第4回「『雛形若菜』の甘い罠(わな)」で大河ドラマ初出演を果たす。パラパラ漫画で知られる鉄拳が本作で演じるのは、蔦重初期の錦絵「雛形若菜初模様」を手掛けた浮世絵師・礒田湖龍斎。鉄拳にインタビューし、本作出演の心境や浮世絵の特訓など話を聞いた。

本作は、江戸時代中期の吉原で、東洲斎写楽、喜多川歌麿らを世に送り出し、江戸のメディア王にまで成り上がった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を描く物語。横浜流星が蔦重を演じ、脚本は『おんな城主 直虎』(17)以来8年ぶり2度目の大河ドラマとなる森下佳子氏が手掛ける。

戦国ものが好きで大河ドラマをよく見ているという鉄拳は、本作のオファーに「こんな名誉な事はもうないだろう」と思い、出演を決意。お笑い芸人になる前に劇団東俳に入団していた時期もあり、当時の自分にとっては夢のような大河ドラマへの出演が叶った。

「俳優にもなってみたいと思っていたので、劇団東俳に合格して入ったんですけど、先生に『君は滑舌が悪いから俳優には向いてない』と言われて。その時に初めて滑舌が悪いというのがわかって、俳優には向いてないんだなと思って諦めました。あの時の先生に『大河ドラマに出るんだよ』って言いたいです(笑)」

白塗りメイクでおなじみの鉄拳だが、本作では素顔で礒田湖龍斎を演じている。劇中カットが公開されると、「鉄拳の素顔を初めて見た」という声が続出。鉄拳自身は素顔を見せることに若干抵抗はあったものの、それよりも出演したいという思いが勝ったという。

「『情熱大陸』や月9ドラマでも素顔を出していたので、特に問題はなかったです。もうおっさんだし、あまり見せたくないとは思いましたが、大河ドラマにめちゃくちゃ出たかったので、これチャンスだなと。出たい方が勝ちました」

素顔で出演する必要がある場合は、意外とすんなりOKするそうだ。

「鉄拳でいいんだったら鉄拳でいいんですけど、『素顔を出してください』って言われたら意外と出しますから(笑)。もともとは父に(芸人をやっていることを)バレないためにメイクしたんです。父がお笑い芸人が大嫌いだったので、隠すためにメイクをして始めたのがきっかけで、父にはもうバレていますし、近所の人にもみんなバレているので、問題はないです」

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