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インフルエンザの患者数が過去最多?! 正しい予防と発症した場合の対策は

マイナビニュース / 2025年1月29日 10時0分

画像提供:マイナビニュース

猛威を振るっている今季のインフルエンザ。12月29日までに全国の医療機関から報告された患者数は1医療機関あたり64.39人で、これは現在の方法で統計を取り始めた1999年以降、最も多い数字です。未だ収束する気配のないインフルエンザについて、感染経路や予防法、発症した時の対応を改めて確認してみましょう。

○■インフルエンザの感染経路とは

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで起こる病気です。38度以上の発熱や頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身の症状が突然現れ、その他にものどの痛みや鼻汁、咳など一般的な風邪の症状もみられます。

子どもはまれに急性脳症を発症することがあり、高齢者や免疫力が低下している人は肺炎を伴うなど、重症になることがあります。また、妊娠中の女性や持病のある人(喘息のある人、慢性呼吸器疾患(COPD)、慢性心疾患のある人、糖尿病など代謝性疾患のある人など)も重症化には注意が必要です。

インフルエンザの一般的なピークは1~2月で、4、5月まで散発的に流行が続くこともあります。感染力が非常に強く、いったん流行が始まると短期間に多くの人に広がってしまい、日本では毎年約1千万人、約10人に1人がインフルエンザに感染しています。

また、インフルエンザウイルスは抗原性の違いにより、A型、B型、C型、D型に大きく分類され、例年、A型は1月から2月頭にかけて流行のピークを迎えます。現在流行しているインフルエンザもA型ですが、その後はじわじわとB型が流行していくことや、今後さらに罹患者数が増えることも予想されています。

では、インフルエンザはどのように感染するのでしょうか。インフルエンザの感染経路は、主に「飛沫感染」と「接触感染」の2つがあります。
○<飛沫感染>

1.感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出される
2.別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染する

飛沫感染は主に、学校や職場など人が多く集まる場所で起こります。
○<接触感染>

1.感染者がくしゃみや咳を手でおさえる
2.その手が周りの物に触れた時、ウイルスが付く
3.別の人がその物に触ってウイルスが手に付着する
4.その手で口や鼻を触って粘膜から感染する

接触感染の主な感染場所は、電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなどです。
○■インフルエンザを予防するには

この冬はすでに爆発的な流行を起こしているインフルエンザですが、本当のピークはこれからの模様。今からでもインフルエンザを予防するには、どのような対策が有効なのでしょうか。インフルエンザの予防には、主に「感染経路を断つこと」「予防接種を受けること」「免疫力を高めること」の3つが有効とされています。

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