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「NVIDIA GeForce RTX 5080」レビュー! 素の性能でもRTX 4080 SUPERを若干凌駕、DLSS 4でRTX 4090すら圧倒

マイナビニュース / 2025年1月29日 23時0分

今回の「DLSS SR」という表記はSuper Resolutionの略で、すべて「パフォーマンス」設定を採用している。FRはFrame Resolutionの略で、DLSS 3のフレーム生成機能のことだ。MFGはMulti Frame Resolutionの略で、DLSS 4のマルチフレーム生成を指し、1フレームに対して3枚の生成をMFG x4と表記している。

この結果を見る限り、DLSS 4に対応していなくてもRTX 5080は4K高画質でのゲームプレイに十分過ぎるほど対応できるGPUと言ってよいだろう。描画負荷の高いゲームはDLSS 3(アップスケーラー+フレーム生成)の手助けは必要になるが、高フレームレートを出せている。

ただ、オーバーウォッチ2とS.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobylの力関係は3DMarkと同じ。DLSS 4のない環境では、RTX 4090が上回る。唯一インディ・ジョーンズ/大いなる円環は、RTX 40シリーズへの最適化不足かドライバーの問題か、RTX 4090/4080 SUPERとも何度テストしても平均147fps前後が上限で、RTX 5080が上回った。

続いて、DLSS 4に対応するタイトルを試そう。「マーベル・ライバルズ」、「ホグワーツ・レガシー」、「サイバーパンク2077」を用意した。マーベル・ライバルズは訓練場の一定コースを移動した際のフレームレート、ホグワーツ・レガシーは寮内の一定コースを移動した際のフレームレート、サイバーパンク2077はゲーム内のベンチマーク機能を実行した際のフレームレートをそれぞれ「FrameView」で測定している。フレーム生成による表示遅延を確認するため、PC Latency(システム内の遅延)も合わせて測定した。

DLSS 4のマルチフレーム生成の威力は強烈だ。RTX 4090の平均フレームレートを約1.4倍も上回った。それをさらに100fps以上上回る、RTX 5090のモンスターぶりも目立つ結果だ。AIを重視すると言っても、RTX 5090は現役最高のゲーミングGPUと言える。マルチフレーム生成が負荷が高いのか、RTX 4080 SUPERよりもわずかに遅延が長くなっている。

ホグワーツ・レガシー、サイバーパンク2077ともにレイトレーシングをゴリゴリに使った描画負荷の高いゲームだ。それでも4Kの最高画質で高いフレームレートを出している。ここでもDLSS 4の威力は高く、どちらも約1.4倍もRTX 4090のフレームレートを上回った。ただ、この2タイトルでもPC Latencyは、RTX 4080 SUPERをわずかだが上回っている。
○4:2:2フォーマットに対応して高速エンコードが可能に

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