1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

「NVIDIA GeForce RTX 5080」レビュー! 素の性能でもRTX 4080 SUPERを若干凌駕、DLSS 4でRTX 4090すら圧倒

マイナビニュース / 2025年1月29日 23時0分

ここからはRTX 5080カード単体とシステム全体の消費電力をチェックしよう。カード単体はビデオカードの消費電力を実測できるNVIDIAの専用キット「PCAT」を使用した。システム全体はOS起動10分後をアイドル時とし、サイバーパンク2077実行時、Blender実行時の最大値を計測している。電力計にはラトックシステムの「REX-BTWATTCH1」を使用した。

そもそものカード電力を確認すると、RTX 5090は575W、RTX 5080は360Wと大きな違いがある。それだけにサイバーパンク2077は220.7Wも消費電力が小さくなった。Blenderやシステム全体の消費電力を見ても、RTX 5080はRTX 4080 SUPERと同程度と見てよいだろう。RTX 5090よりもワットパフォーマンスは優秀だ(このクラスを使う人はあまり電力効率を気にしないとは思うが……)。

最後に温度とクロックの推移をチェックしよう。サイバーパンク2077を10分間プレイした際の温度と動作クロックの推移を「HWiNFO Pro」で測定している。GPU温度は「GPU Temperature」、クロックは「GPU Clock」の値だ。バラック状態で動作させている。ここでRTX 5090と比較している。

カード電力が小さくなっただけに、RTX 5090よりも発熱はかなりおとなしくなった。65℃前後で推移しており、2スロット厚のデュアルファンでも冷却力は十分足りている印象だ。ブーストクロックは2,745MHz前後で推移した。RTX 5090よりも仕様上のブーストクロックは高いので、順当な結果と言える。

と、ここまでがGeForce RTX 5080 Founders Editionのテスト結果だ。RTX 5090よりもCUDAコア数、ビデオメモリ量は約半分になったが、それでも十分4Kの高画質で快適にプレイできるだけの性能を持っている。

DLSS 4対応タイトルなら、RTX 4090のフレームレートを大きく上回ることが可能だ。RTX 5090は文句無しに高性能だが、かなりの高級でおいそれとは手が出しにくい。4Kゲーミング環境を求めるハイエンド志向のゲーマーにとって、RTX 5080こそが最も有力な選択肢になるのではないだろうか。
(芹澤正芳)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください