周囲が多少騒がしくても明快に聴ける! 周囲の音もしっかり聞こえる。それが「骨伝導」の威力
マイナビニュース / 2025年1月30日 16時30分
○“ながら聴き”生活の必需品、ワイヤレスイヤホン
この2年あまり、さまざまなメーカーの製品をいちばん試用する機会があったもの。それはワイヤレスイヤホンだ。ラジオ、ポッドキャスト、YouTubeを視聴しながら仕事や家事をする“ながらライター&編集者”である筆者にとって、ワイヤレスイヤホンはスマートフォン同様に、使っている時間の長さを考えればスマートフォン以上の必需品。そして、いちばん使いやすいのはやっぱり“耳の穴をふさがない=周囲の音が違和感なくダイレクトに聞こえる”オープンイヤー型だ。
一方で、耳栓のように耳の穴に差し込む、耳の穴を完全にふさぐインイヤー型は、地下鉄など電車での移動中は本当にありがたい。最近のモデルはノイズキャンセリング(ノイキャン)機能が素晴らしいので、周囲の雑音をほぼ完璧に消してくれる。地下鉄に乗っているとき耳に入ってくる「ゴーッ」という走行音もきれいさっぱり見事に消音して、音楽やオーディオブックやポッドキャストといったコンテンツの音に没入できる。どこに居るのか忘れてしまうくらい見事に消してくれるので、乗換駅を忘れて乗り越してしまったりするくらいだ。
最近は飛行機でも、座席のエンタテイメントシステムにBluetooth接続機能が付いて、日常で使っているノイキャン機能付きのインイヤー型ワイヤレスイヤホンを接続できるようになった。これは本当にありがたい。筆者の乗るエコノミークラスに備え付けのヘッドホンや搭乗時に配られる使い捨てのイヤホンは正直、使えたものじゃない。
でも、自分のノイキャン機能付き、インイヤー型のワイヤレスイヤホンなら大丈夫。コードがないから自由に動けるし、音も良く装着感も快適。そのうえ、飛行中の機内にずっと響き続けるジェットエンジンの「ゴーッ」という音も消してくれるから、機内で視聴する映画の台詞もハッキリ聞き取れるのはうれしい。
ところで、ノイキャン機能付きのオーディオデバイスといえば、昔は有線ヘッドホンだった。筆者は1990年代後半、毎年スイスの時計フェア取材のためにソニーのノイズキャンセリングヘッドホンを購入した。その後は荷物を減らすために使うのをやめたのだが、国際線の長距離フライトが苦手な人は必ず持っていたものだ。そういえば、今ではビジネスクラスの座席に備え付けのヘッドホンにはノイキャン機能が付いているし、ノイキャン付きの密閉型ヘッドホンを機内に持ち込む人も相変わらず多い。
○ノイキャン機能は素晴らしい、が……
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