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脱炭素社会に不可欠な燃料? コスモがDHLに国産SAFの供給開始へ

マイナビニュース / 2025年2月4日 8時0分

SAFの利用拡大に向けて残る課題とは?

今回の契約がカーボンニュートラル実現に向けた大きな一歩であるのは間違いないが、一方、SAF供給によって脱炭素を進めていくためには解決しなければならない課題もある。例えば、供給規模の問題だ。

日本政府は2030年に170万kLのSAFを供給するという目標を掲げているが、回収できる廃食油には限りがあるため、これだけでは実現困難だ。

また、化石燃料と比べるとSAFはどうしてもコストが上がってしまうため、SAFの持つ環境価値を顧客(航空会社など)や消費者にどう転嫁していくかも問題だ。

その点において、DHLグループが2023年7月に日本でも本格導入した「GoGreenPLUS」の取り組みは、SAFをこれからどう使っていくかというハード面の手法としてのみならず、ソフト面の手法としても有意義かつ先進的なものであり、森山さんも「コスモグループとしても学ぶべき点がある」と話していた。

最後に森山さんは、さまざまな課題がある中でも「2030年に航空業界へのSAFの10%導入という目標はすでに決まっております。まだギャップはありますが、これはなんとかしてやっていかなければならない」と決意を示していた。

安藤康之 あんどうやすゆき フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。 この著者の記事一覧はこちら
(安藤康之)



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